図表の作成に向いたフリーのドローソフト「Molip Draw」v1.0 A4
利き腕に合わせた操作方法でフローチャートなどを手軽に作成
(00/07/17)
図表の作成に向いたドローソフト「Molip Draw」v1.0 A4が、16日に公開された。線・矩形・矢印・画像などを組み合わせて描画し、フローチャートなどの図表を手軽に作成することができる。Windows 95/98/NT 4.0/2000対応のフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。
「Molip Draw」は、図表の作成に向いたドローソフト。ツールバーから直線・曲線・矩形・矢印などの図形を選択し、図形をキャンバス上に配置して図表を作成していく。図形の輪郭線を直線や点線の中から選択でき、輪郭線の太さ・色・模様の有無などを設定可能。輪郭線の設定を“ペン”として、図形の塗りつぶし設定を“ブラシ”として保存しておくことができ、あとで設定を呼び出してオリジナルデザインのペンやブラシをすぐに使用できるようになっている。図形だけでなく、他の画像ソフトでクリップボードにコピーしたBMPなどの画像をキャンバスに貼り付けることもできる。キャンバス上にグリッドを表示し、グリッドに合わせて図形がきれいに整列するように配置できるほか、矢印を他の図形と結びつけると、図形の移動時に矢印も図形に追従して移動するようになるなど、フローチャートのような図表を作成する際に便利な機能も盛り込まれている。
また、“利き腕設定”によってショートカットキーの操作方法を工夫しているのも「Molip Draw」の特長。右手でマウスを操作し、左手でキーボードを操作するときに最適なショートカットキーに設定する“右利き設定”と、左手でマウス、右手でキーボードを操作するときに最適なショートカットキーに設定する“左利き設定”の2種類をメニューで切り替えることができる。例えば、[ファイル]メニューを表示するショートカットキーは、“右利き設定”では[Alt+F]キー、“左利き設定”では[Alt+J]キーになる。なお、ファイルの読み込みと保存は独自形式のみに対応している。
【著作権者】福代 昌之 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0A4(00/07/16)
□MOLIPS
http://www.asahi-net.or.jp/~yt3m-fksr/jp/
(日沼 諭史)