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オープンソースの人工知能会話システム「Heart」v2.10.00

人格データを切り替えてさまざまな人格と会話ができる

(00/08/01)

「Heart」v2.10.00
 オープンソースの人工知能会話システム「Heart」v2.10.00が、1日にリリースされた。人工知能を相手に文字を使った会話を楽しめるソフトで、人格データファイルを読み込んで、人工知能の人格を変更できるのが特長だ。Windows 95/98で動作するフリーソフトで、現在作者ホームページからダウンロードできる。

 「Heart」は、人工知能を相手に文字を使った会話を楽しめる、オープンソースの人工知能会話システム。人工知能のシステムと人格データが分離されており、人格データファイルを読み込むことで、人工知能の人格を変更できるのが特長だ。また「Heart 権利章典」と呼ばれるライセンスに基づいてソースコードが公開されており、有志によりさまざまな人格データや支援ソフトがリリースされている。

 「Heart」を起動すると、標準で用意されている人格“水瀬すみれ”のイラストがウィンドウの左側に、吹き出しが右側に表示される。はじめに人工知能があいさつしてくるが、ここで[Enter]キーを押すと吹き出しの向きが変わってユーザーの入力モードになる。好きなメッセージを入力して[Enter]キーを入力すれば、人工知能が何らかの反応を示すはずだ。人工知能が理解できない言葉を使うと、ユーザーに質問をしてくるので、なるべく丁寧に答えてあげよう。不真面目な回答をすると、人工知能が怒って会話が終了してしまうことがある。自分から会話を終了したい場合は「ばいばい」など別れのあいさつを入力すればよい。すると、人工知能のユーザーに対する好感度が数値で表示され、「Heart」が自動的に終了する。

 なお、作者のホームページでは、「Heart」のバイナリーやソースコードのほかに、人格データを作成するための専用エディターや、人工知能どうしで会話させるための支援ソフトなどが公開されている。

【著作権者】HeartProjects
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】v2.10.00(00/08/01)

□teratti's branch of HeartProjects
http://teratti.magical.gr.jp/heart/

(新城 雅章)

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