ファイルを密封して指定した日時まで開けなくする「タイムカプセル」
未来の自分に向けたテキストファイルや画像ファイルを密封してみよう
(00/08/24)
ファイルを密封して指定した日時まで開けなくする「タイムカプセル」が公開された。ファイルを実行ファイルに密封して、指定日時まで開けなくするソフト。Windows 95/98で動作するフリーソフトで、現在Vectorのライブラリページからダウンロードできる。
「タイムカプセル」は、ファイルを実行ファイルに密封して指定日時まで開けなくするソフト。大阪万博やつくば科学万博で、タイムカプセルを土中に埋めたことを記憶している人も多いだろう。万博では物や手紙を埋めたが、「タイムカプセル」ではファイルを密封することができる。密封したいファイルと開封を許可する日時を指定すると、新たに実行ファイルが作成される。密封できるファイルは1つで、フォルダは指定できない。実行ファイルを起動すると、インターネット上のタイムサーバーにアクセスしてその時点での正確な日時が調べられる。その日時が密封時に指定された日時よりも後であれば、密封されていたファイルが開封される。未来の自分に向けた手紙をテキストファイルにして、「タイムカプセル」で密封してみるのもいいかもしれない。
タイムサーバーにアクセスできないとファイルを開封できないため、インターネットにアクセスできない環境ではファイルを開封できず、ファイアーウォールの設定によっても開封ができないことがある。また、タイムサーバーのホスト名やプロトコルが固定されており詳細が明らかでないため、将来にわたってファイルの開封が保証されているわけではない。そのほか、作者によると暗号化が完全ではないため機密保持の目的には適さないとのことだ。なお、動作にはVB 6.0ランタイムが必要。
【著作権者】Yyy 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】-
□作者: Yyy
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an022785.html
(齋藤 正穂)