音声をリアルタイムに圧縮しながら録音できる「VoicePack」v0.03が公開
強固な暗号化をかけてフロッピーディスクに約10分の録音ができる
(00/09/11)
音声をリアルタイムに圧縮しながら録音できる「VoicePack」v0.03が、10日に公開された。音声入力をリアルタイムに圧縮・暗号化してファイルに保存するソフト。Windows 95/NT 3.5に対応したフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。
「VoicePack」は、パソコンに入力された音声をリアルタイムで圧縮・暗号化してファイルに保存するソフト。圧縮率は、1時間録音すると1.8MBのファイルになる[最大圧縮]から、同じく23.7MBのファイルになる[高品位圧縮]までの8段階から選択でき、量子化ビット数を8bitと16bitのどちらかに設定して、計16種類の音質で保存できる。また、音声の内容を他人に聞かれたくない場合は、暗号化してパスワードがなければ再生できないようにすることもできる。作者によると、暗号化には“24バイトトリプルDES”を使い、事実上解読は不可能とのこと。リアルタイムに圧縮・暗号化された音声データは、独自形式のAFCファイルに保存され、「VoicePack」で再生できる。また、「VoicePack」を使って、AFCファイルとWAVファイルを相互変換することが可能だ。
たとえば、ラジオの音声出力端子とパソコンの音声入力端子をつないでラジオ番組を録音したり、ボイスレコーダーのかわりに日報や日記をマイクで口述したりと使い方は様々だ。また、互いに暗号化解除のパスワードを共有しておき、音声による交換日記をメールでやりとりするという使い方もできる。
【著作権者】Horie-ms 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.03(00/09/10)
□Horie Laboratory Support Page
http://www.pluto.dti.ne.jp/~horie-ms/
(齋藤 正穂)