【第3回】 ついに“杜ドル”登場！　アイドル候補をゲット!! （00/09/29） 　フォトレタッチ、3D CG、ビデオ編集…マルチメディア系のオンラインソフト“だけ”でネットアイドルをプロデュースしよう！　窓の杜のネットアイドルだから、略して“杜ドル”だ。歌って踊れるネットアイドルのプロモーションビデオをつくってストリーミング配信するまでの奮闘記!!　今回はいよいよ“杜ドル”が決定する。 　オンラインソフトを使って窓の杜のネットアイドル＝“杜ドル”をプロデュースするこの企画。前回、ストリーミング配信するプロモーションビデオのハイライトは実写と3D CGとの合成に決定した。それに見合った「若くて元気系で手足の長い」女の子をモデルとすべく、モデル探索に乗り出したワタクシことモッティの頭に浮かんだ女の子とは…。今回、“杜ドル”大公開！ 目指すは歌って踊れるネットアイドル 　前回、記事の最後で登場したシルエット。あれがモッティの頭に浮かんだ“杜ドル”候補の女の子だ。若くて、元気系で、手足が長い。3D CGのキャラクターとの共演にはうってつけ。予告したとおりモデルになってもらうべくアタックを開始した。 モッティ： 「ねぇ、“杜ドル”になってよ。」 杜ドル候補： 「え？　モリドルって何？」 モッティ： 「窓の杜っていうホームページのネットアイドルだよ、プロモーションビデオつくってインターネットで流すんだ。その経過を記事にするから。」 杜ドル候補： 「えー？　今から歌の練習しとかなきゃ。カラオケ行って来るね。じゃ。」 　とまぁ、交渉過程は割とすんなりとしたもの。最近の女の子は何にでも全くものおじしないなあ。これで杜ドルになる女の子を探すという第1のハードルクリアだぜ。え？　待てよ。歌の練習？　音楽はつくるけど、歌までは考えていなかった。幸い音楽制作に使用する予定の「Music Studio Standard」はMIDIシーケンサーとハードディスクレコーダーの統合型ソフト。ボーカル録音もOKだから、ソフト的には問題ない。問題は歌そのものと歌詞だ。 モッティ： 「ちょっと、歌に自信あるの？　あと、歌詞もオリジナルだからね。」 杜ドル候補： 「大丈夫大丈夫、歌詞もつくるよ。」 　実際に歌っているところを聴いていないので一抹の不安も残るけど、本人が乗り気だし、いっそのこと「歌って踊れるネットアイドル」を目指すのもいいか。何はともあれ、これで“杜ドル候補”から“候補”の文字が取れた。あとは、この女の子に合ったプロデュース方法を具体的に考えていくだけだ。編集部からの電話（くどいようだが着信音は帝国軍のテーマ）にも「杜ドルのモデル、決まりました」と答えることができる。ホッ。 自然＆都会＆3D CG 緑いっぱいの自然に囲まれた場所 　さて、“杜ドル”登場！　…の前にもう少しプロモーションビデオの中身の話を煮詰めなきゃ。実はこの女の子を“杜ドル”にしようと思ったきっかけのひとつに、この子が緑いっぱいの自然に囲まれた場所に住んでいる、心の澄んだ女の子だということがある。夏でもひんやりとした風を吹き降ろす山、広がる田んぼ、きれいな流れの川がすぐ目の前にある。山を歩けば「ある～日っ、森の中っ」とクマさんに出会ってしまうような場所なのだ。まさに杜ドル。このロケーションをビデオの中に活かしたいと思ったのだ。 　プロモーションビデオのつくり方として、びしっとストーリーをつくり、セットを組んで1カ所で撮影するのもいいけど、個人で行う場合には大道具づくりなどはかなりハードルが高い。それを打破するために3D CGを使ったりするのだが、3Dのパートを増やしすぎてもインパクトが薄れてしまう。そこで、バラエティにとんだ映像をつくるために、山あり川ありの自然を生かさない手はない！ 　さらに、映像の幅を広げるため、編集部のある東京でも撮影を行うことにする。自然の中の映像、渋谷や原宿のおしゃれな街の雰囲気や、お台場辺りの近未来的な建物の映像、そして3D CGとの合成映像の豪華3本立て！　編集作業が大変になるのは目に見えているが、“杜ドル”をプロデュースするためなら手間を惜しんでいられない。この路線で攻めていくぞ！ いい名前、付けてください!! 　ということでとうとう“杜ドル”登場だ！　今回はビデオクリップで読者の皆様にごあいさつ。この子が期待の新人“杜ドル”です。よろしくお願いします。どーですか？　元気いっぱいでしょう！　バックに映っている風景も、かなりのどかでいい感じ。 “杜ドル”あいさつビデオクリップ MPEGファイルの再生 （3.01MB） WMVファイルの再生 （794KB） 　今回ビデオクリップとして、ダウンロードしたあとで再生するためのビデオCDクオリティのMPEGファイルと、「Windows Media Player 7」で再生できるWMVファイルの2種類を用意した。WMVファイルのエンコードは、「Windows Media エンコーダ 7」で行った。詳しいエンコード方法については連載の途中で説明していくが、実際に試したところホントにあっさりとエンコードできた。実際のプロモーションビデオの配信もこのふたつのフォーマットで行う予定だ。なお、先ほどのビデオクリップがうまく再生できない場合は、「Windows Media Player 7」をインストールしてほしい。MPEGファイルもWMVファイルのどちらも再生できるようになるはずだ。 　さて、ビデオの中で“杜ドル”自身が語っているように、名前がまだない。インターネットの経験も少ないのでハンドルなんかももっていない。だから、読者の皆様に名前を付けてもらおうという趣向だ。とりあえず仮名として「まどの もりこ」を名乗っているけど、どうやら本人はそれが気に入っていない模様なので、ぜひいい名前を付けてほしい。“これ”という名前が思いついた方は、できればその名前を思いついた理由を添えて mado-no-mori-info@impress.co.jp あてにメールしよう。採用されたら“杜ドル”自身や編集部からお礼が届くかもしれない。届かなくてもモッティは関知しないけどね。 　次回からはこの「まどの もりこ（仮名）」をモデルに、本格的なネットアイドルプロデュース作戦の開始だ！　待て、次回!!!!!!!!!! ■「Music Studio Standard」 【著作権者】Frieve　氏 【ソフト種別】シェアウェア 2,000円 【バージョン】2.40（99/12/28） □Frieve Home Page http://www.yk.rim.or.jp/~frieve-a/ ■「Windows Media Player 7」 【著作権者】Microsoft Corporation 【ソフト種別】フリーソフト 【バージョン】7 □Windows Media Home http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/ ■「Windows Media エンコーダ 7」 【著作権者】Microsoft Corporation 【ソフト種別】フリーソフト 【バージョン】7 □Windows Media Home http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/ （望月 貞敏）

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