【第3回】
筆圧対応タブレットで気分はデジタル書家!
「WACOM FAVO USB」&「王羲之」
(00/10/18)
USBで簡単接続の筆圧対応タブレット
マウスを使って絵を描く作業は、柔らかな線を描きづらいなどかなりたいへんなもの。「紙に描くみたいにパソコンでもペンを使いたい」という人はタブレットを使おう。タブレットは、キャンバスに相当するボードを専用のペンでなぞると、画面上にその軌跡が描かれるという描画用のデバイス。以前はプロ用のデバイスで高価だったために、気軽に買えるシロモノではなかったが、最近は1万円程度の安価なタブレットも売られている。そこで今回目をつけたのが、ワコムから発売されている「WACOM FAVO USB」だ。安いのはもちろん、小型でスペースをとらないし、スケルトン色を含む7色から選べるオシャレさも個人ユーザーにぴったり。USB接続なのでパソコンとの接続も簡単で、ACアダプターも不要だ。さらに、タブレット用筆圧対応ペンのほかにタブレット上で使えるコードレスマウスが同梱されていて、なかなかのお買い得感がある。
タブレットのペンを毛筆がわりにデジタル書家を目指そう!
実はタブレットを買ったら真っ先に試してみたいと思っていたソフトがある。タブレットのペンを毛筆がわりにして字を書ける「王羲之」(おう・ぎし)だ。「王羲之」は本来マウスで書いた文字から、行書や草書といった毛筆書体を作成するようにつくられているが、タブレットを使うことでイメージした書体をより直感的に書けるようになる。さらに、タブレットの筆圧に対応しているため、ペンでボードを強くなぞると太く、軽くなぞれば細い線が描かれる。さっそく試してみたところ、軽く流れるようにひらがなを書けば、まるで巻物に書かれた草書のようになる。また、漢字を力強く大きく書けば、額縁に飾っておきたくなるような力強い書体ができあがる。これはもう、いっぱしの書家になった気分だ。
|
|
「王羲之」
| お買い得タブレット 「WACOM FAVO USB」
|
【製品名】WACOM FAVO USB
【販売元】(株)ワコム
【価格】12,500円
□WACOM
http://www.wacom.co.jp/
【ソフト名】王羲之
【著作権者】M.Ohba 氏
【ソフト種別】シェアウェア 2,500円
【バージョン】2.24
□書体生成ソフト 王羲之
http://hp.vector.co.jp/authors/VA014963/
(齋藤 正穂)