携帯電話向けWAPコンテンツ作成支援ソフト「WAPSimulator」v1.0
インターネット上のWAPコンテンツも閲覧可能
(00/10/19)
(株)セックは10日、携帯電話向けWAPコンテンツ作成支援ソフト「WAPSimulator」v1.0を公開した。WMLやWMLScriptのWAPコンテンツを編集・閲覧でき、インターネット上のWAPコンテンツも閲覧できる。Windows 98/NT 4.0対応のフリーソフトで、現在同社のホームページからダウンロードできる。なお、「WAPSimulator」はJavaで開発されているため、動作には「Java 2 Runtime Environment」というJavaアプリケーション実行用のプログラムが必要。
「WAPSimulator」は、WMLおよびWMLScriptに対応した携帯電話向けWAPコンテンツ作成支援ソフト。WML/WMLScriptの編集などを行うメインウィンドウと、携帯電話に似たデザインの「WMLBrowser」という2つのウィンドウで構成されている。メインウィンドウでは、内蔵のテキストエディターを用いてWML/WMLScriptのファイルを編集でき、WMLScriptの関数を実行してスクリプトの詳細な処理を確認できるデバッグ機能や、完成したWMLScriptをコンパイルしてファイルサイズをコンパクトにする機能を利用できる。一方「WMLBrowser」では、編集中のWML/WMLScriptを読み込んでWMLを表示したりWMLScriptの動作を確認できるほか、インターネット上のWebサイトにアクセスしてWAPコンテンツを閲覧することもできる。
また、絵文字は表示できないものの、HDML形式のコンテンツやCompact HTML形式のコンテンツも「WMLBrowser」で閲覧可能。「WMLBrowser」で閲覧しているWAPコンテンツをダウンロードして内蔵のテキストエディターで表示できるため、他のWebサイトを参考にWAPコンテンツを作成する際にも役立つだろう。
【著作権者】(株)セック
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0(00/10/10)
□WAP Activities in SEC
http://www.sec.co.jp/wap/wapsim/
□Java 2 Runtime Environmentのダウンロードページ
http://java.sun.com/products/jdk/1.2/ja/jre/download-windows.html
(日沼 諭史)