【第70回】

グラフの到達先を予測「酔っぱらいGRAPH for Win」

どこへ行くのか分からないグラフの線の描かれる方向を予測しよう!

(00/10/19)

放物線のグラフ。赤か、緑か!?
放物線のグラフ。赤か、緑か!?
 
減点されながらも8ステージはクリア
減点されながらも8ステージはクリア
 
 「酔っぱらいGRAPH for Win」は、描かれるグラフの線の到達先を予測するパズルゲーム。グラフは二次関数や三角関数といった関数に基づいて描かれる。とはいっても数学の知識は必ずしも必要なく、むしろ“酔っぱらい”の名前の通り予測困難なグラフの線の到達先をカンで当てて楽しむゲームだ。プレイを開始すると、グラフの線がゲーム画面の左端から右側に伸び始める。ゲーム画面の右端には赤・緑・青・黄色の4つの正方形が縦に並んでおり、グラフの線がこの4つの正方形のうちどこに到達するのかを予測するというルール。グラフが伸び始めたらすぐに[解答]ボタンを押して予測した到達先の正方形をクリック。クリックした正方形にグラフが到達すると正解で次のステージに進むことができ、不正解の場合は同じステージをやり直すことになる。解答するのが早いほど正解時に高得点を獲得でき、逆に解答するのが遅いと正解しても減点されてしまうので要注意。それまでゆるやかな曲線を描いていたグラフが、ゲーム画面右端に近づくと予想以上に大きくカーブしたり、思いがけない方向に屈折することもあるため、高得点を狙って早く解答する場合はリスクを覚悟しよう。ゲーム開始時にはあらかじめ500点の持ち点があり、減点されて持ち点がゼロになってしまうとゲームオーバー。全15ステージ用意されており、上位10位分のハイスコアが記録される。なお、動作にはVB 6.0のランタイムが必要だ。

 実際にプレイしてみると、後半のステージが思いのほか難しかった。最初のステージは単なる1次関数のグラフで、斜めに直線が描かれるだけなので簡単に予測できる。もちろん楽勝で正解だった。次のステージは2次関数で、放物線が描かれる。頂点まで描かれれば予測は簡単で、軽くクリア。3ステージ目は三角関数のグラフで、波のような線が描かれる。これも難なく正解できた。しかし、ステージが進むにつれて複雑な形のグラフが描かれるようになり、次第にカンに頼ることが多くなった。カンも長くは続かず、結局9ステージ目でゲームオーバー。高得点のコツは少しでも早く予測することだが、予測の判断材料になるグラフの線が短いうちは予測が難しい。まさにハイリスクハイリターンで、数学の知識よりもカンを働かせたほうが高得点につながりやすいようだ。

【著作権者】たーや 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.91(00/10/01)
【ファイルサイズ】287KB

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(齋藤 正穂)

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