アプリケーションやウィンドウの詳細情報を表示する「ProcView32」v1.01
アプリケーションが使用しているDLLファイルも一覧表示
(00/11/01)
実行中のアプリケーションやウィンドウの詳細情報を表示するソフト「ProcView32」v1.01が、30日に公開された。実行中のアプリケーションや各アプリケーションが使用しているDLLファイルを一覧表示したり、アプリケーションのウィンドウに関する様々な情報を調べることもできる。Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000対応の英語版のフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。
「ProcView32」は、実行中のアプリケーションやウィンドウの詳細情報を表示するソフト。ツールバーの[Processes]ボタンを押すとアプリケーションに関する情報を表示し、[Windows]ボタンを押すとウィンドウに関する情報を表示するようになっており、2種類の表示を切り替えて使用する。
[Processes]ボタンを押してアプリケーションに関する情報の表示に切り替えると、現在実行している全てのアプリケーションの実行ファイル名と“プロセスID”と呼ばれるアプリケーションの識別番号、アプリケーションが実行しているスレッドの数などを一覧表示する。一覧でアプリケーションを選択すると、選択したアプリケーションの実行ファイルのパスや、そのアプリケーションが使用しているDLLファイル、各DLLのファイルサイズなどを「ProcView32」のウィンドウ下半分に一覧表示する。一覧で選択したアプリケーションを強制的に終了させたり、アプリケーションに関する情報を全てまとめてテキスト出力し、クリップボードにコピーしたりテキストファイルに保存することができる。
一方、[Windows]ボタンを押してウィンドウに関する情報の表示に切り替えると、現在実行しているアプリケーションのウィンドウタイトル、クラスやハンドルと呼ばれるウィンドウを識別するための数値や文字列などを一覧表示する。一覧でウィンドウを選択すると、選択したウィンドウに含まれる子ウィンドウのほか、ウィンドウに配置されているボタンやテキストボックスといったコントロールの識別名などを「ProcView32」のウィンドウ下半分に一覧表示する。一覧の各項目の左端にはアイコンが表示されており、ウィンドウやコントロールが現在表示されているかどうかをアイコンの種類で判別可能だ。
アプリケーションがどのようなDLLを呼び出して使用しているか調べる場合など、Windows全体の動作を詳しく知りたいときに「ProcView32」を使うと便利だろう。
【著作権者】Karlis Blumentals 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.01(00/10/30)
□Blumentals' Software
http://www.ltn.lv/~kblums/
(日沼 諭史)