米Microsoft、「DirectX 8.0」を11日にリリース
グラフィック表示の性能向上や、「DLS2」機能の追加など変更点多数
(00/11/10)
米Microsoftは9日(現地時間)、ゲームなどのマルチメディアアプリケーション用ライブラリ「DirectX 8.0」を、太平洋標準時間11日午前0時(日本時間同日夕方)にリリースすると発表した。
「DirectX」は、DirectDrawやDirect3D、DirectSound、DirectPlayなどのAPI群からなるライブラリで、3Dグラフィックを表示するアプリケーションや、ネットワーク対戦ゲームなどで使用されている。プレスリリースによると、「DirectX 8.0」ではグラフィック表示のパフォーマンスとゲームのネットワーク対戦時のパフォーマンスを向上させ、インターネットを介したボイスチャット機能を追加したとのこと。また、MIDI音源の音色を専用のデータファイルで切り替えることができる「DLS」機能を強化した「DLS2」も採用した。
そのほか、DirectDrawとDirect3D、DirectSoundとDirectMusicをそれぞれ統合し、DirectX対応アプリケーションの開発を容易にしたほか、WMA/WMVファイルの読み込み・作成機能や、サウンドファイルとムービーファイルの高度な編集機能をアプリケーションに組み込むことができるAPIを備えたという。
□Microsoft DirectX - What's New
http://www.microsoft.com/directx/
□Microsoft Announces Release of DirectX 8.0
http://www.microsoft.com/Presspass/press/2000/Nov00/DirectXLaunchPR.asp
(日沼 諭史)