コマンドラインでクリップボード経由のファイル操作ができる「cpf.exe」v0.01
コマンドラインでファイルをクリップボードにコピーや切り取り、貼り付けできる
(00/11/13)
コマンドラインでクリップボード経由のファイル操作ができるコンソールアプリケーション「cpf.exe」v0.01が、10日に公開された。MS-DOSプロンプトやコマンドプロンプトのコマンドラインで、ファイルをクリップボードにコピーや切り取り、貼り付けすることでファイル操作ができる。Windows 95/98/NT/2000に対応したフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。
「cpf.exe」は、コマンドラインでクリップボード経由のファイル操作ができるソフト。標準のコマンドライン環境では、クリップボード経由でのファイルのコピーや貼り付けといった操作はできないが、この「cpf.exe」を使えば、コマンドライン環境だけでエクスプローラと同様のクリップボード経由によるファイル操作が実現できる。例えば、コピー先のフォルダ名がうろ覚えでも、まずコマンドラインでコピーしたいファイルを“cpf ファイル名”でクリップボードにコピーし、コピー先のフォルダに移動してから“cpf -p”で貼り付けられる。コピー元ファイル名とコピー先フォルダを同時に指定しなければならないコマンドライン標準のcopyコマンドに比べ、失敗なくコピーできるメリットがある。
このほか、クリップボードにコピーされたファイルは、別のファイルがコピーされるまで保持されるため、複数のフォルダに何度でも貼り付けることができる。また、ファイル名にワイルドカードを使用できるため、ある拡張子のファイルだけコピーするといった使い方もできる。クリップボードによるファイル操作はWindows標準の機能のため、「cpf.exe」でクリップボードにコピーし、エクスプローラで貼り付けることも可能だ。なお、エクスプローラでは可能なフォルダのクリップボード経由の操作には対応していない。主にコマンドラインでファイル操作をする人や、バッチファイルを使う人に適している。
【著作権者】たかぴゅう 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.01(00/11/10)
□有限会社 軟式
http://www.nanshiki.co.jp/
(齋藤 正穂)