360°のパノラマ写真画像を作成できる「PixMaker」v1.0.1.0が公開
パノラマ写真画像をドラッグして左右に360°回転できる
(00/11/15)
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「PixMaker」v1.0.1.0 |
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実行形式で保存して表示 |
360°のパノラマ写真画像を作成できるソフト「PixMaker」v1.0.1.0が、1日に公開された。デジカメのファインダーに収まりきらないような広大な景色などを、何枚にも分けて全周撮影し、画像をつなぎ目が目立たないように一枚の写真に加工できるのが特長。Windows 95/98/NT/2000に対応したシェアウェア。機能制限のないBusiness Editionが349ドル、つなぎ合わせの種類や音声ファイル・映像ファイルの貼り付け機能を省いたHome Editionが19.95ドルで、現在作者のホームページからダウンロードできる。
「PixMaker」は、デジカメのファインダーに収まりきらない横長の景色などを、全周を何枚かに分けて撮影し、画像をつなぎ目が目立たないようにつなぎ合わせて、360°のパノラマ写真画像を作成できるソフト。ユーザーは写真をつなぐ位置の設定や色の補正などの面倒な作業をしなくても、広大な風景写真や室内全体が見渡せるようなパノラマ画像を手軽に作成できる。JPEGやBMP形式の画像の読み込みに対応し、作成したパノラマ画像はHTMLファイルや実行ファイルとして保存できる。また、パノラマ画像を表示する際に、マウスドラッグで左右に360°回転させることも可能だ。
パノラマ画像の作成は、3つのステップで進められる。まずは前準備として、写真の両端が少しずつ重なるように複数の写真を撮影しておく。[Snap]ボタンでつなぎ合わせる写真画像を読み込むと、メインウィンドウの上側に読み込んだ写真が並んで表示される。左右の順番が正しければ[Stitch]ボタンで作成を開始すると、自動的にウィンドウの下側につなぎ合わせたパノラマ写真が表示されるので、最後に[Publish]ボタンで出力形式を決定しよう。出力形式は、パノラマのJPEG画像、パノラマ画像を含んだHTMLファイル、パノラマ画像を単体で表示できるEXE形式の実行ファイル、Pocket PCやPalmなどで閲覧できるPDA形式の4種類を選択でき、作成した画像をホームページで利用したり、Pocket PCで持ち歩くことが可能だ。なおPDA形式の場合は、PDAに直接書き込めるようになっている。
作成したパノラマ写真をHTMLファイルや実行ファイルで表示すると、パノラマ写真の一部が表示され、マウスのドラッグで画像を左右に回転したり、[+]ボタンで拡大ズーム可能だ。まるでカメラを遠隔操作するような感じだ。左右の回転動作はとても軽快で、あまり早く動かすと酔ってしまいそうなほど。なお、シェアウェア登録前は作成した画像を保存したり、印刷することができない。
【著作権者】PixAround.com
【ソフト種別】シェアウェア(Home Edition 19.95ドル、Business Edition 349ドル)
【バージョン】1.0.1.0(00/11/01)
□Welcome to PixAround.com!
http://www.pixaround.com/
(小山 文彦)