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メール送信専用ソフトの用途別使い分け術!

ボイスメールソフトや同報メール送信ソフトなど個性派ソフトが勢揃い

(00/11/28)

 インターネットを利用していてメールを使っていない人はほとんどいないだろう。つまりインターネット利用者はなんらかのメールソフトを使っているはずだが、デスクトップ上のファイルを素早く相手に送りたいときにメールソフトをわざわざ起動するのはおっくうだ。また、文字数制限がある携帯電話に送信するときに、文字数を気にしながらメールを作成しなければならないのも面倒だ。こんなときは用途別に機能を特化したメール送信専用ソフトを使ってみよう。今回は目からウロコが出る手軽さがウリのメール送信ソフト7本を集めてみた。

「Context Mailer」でデスクトップ上のファイルを素早くメール送信しよう

「Context Mailer」  ワープロで作成した書類や画像などをメールを使って送る場合は、ファイルの右クリックメニューで素早く送信できる「Context Mailer」を使うと便利だ。デスクトップやエクスプローラでファイルの右クリックメニューに表示される送信先リストから名前を選択するだけで、その相手にファイルを送信できる。右クリックしたファイルがテキストファイル(*.txt)の場合はメール本文として、ワープロで作成した書類など、テキストファイル以外のファイルの場合は添付ファイルとして送信する。右クリックメニューに表示する名前やメールアドレスは、設定画面であらかじめ登録しておこう。デスクトップ上のファイルを友達に素早く送りたいなんてときに、手軽にファイルを送信できるようになる。

【著作権者】Schezo 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.7.0(00/09/04)

□ほえほえ.com
http://www.hoehoe.com/

多数のファイルを送るなら1つにまとめて送信できる「RAFU」におまかせ

「RAFU」  多数のファイルをメールに添付して送るなら、ファイルを1つの圧縮ファイルにまとめて送信できる「RAFU」がオススメだ。エクスプローラから「RAFU」のウィンドウにファイルをまとめてドラッグ&ドロップすると、LZH形式で1つにまとめて圧縮され、添付ファイルとして送信される。ユーザーはファイルをドラッグ&ドロップしたあと、送信先と圧縮ファイルの名称を入力するだけでよい。受け取る側はメールに添付された圧縮ファイルを、解凍ソフトで解凍すれば中身のファイルを取り出せる。「RAFU」を使えば、送りたいファイルがたくさんあっても1つのファイルにまとめられるし、ファイルサイズが小さくなるので通信時間を短縮できる。なお、動作には「UNLHA32.DLL」が必要となるのでインストールしておこう。

【著作権者】Romeo Software Design
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.01(00/05/02)

□Romeo Software Design
http://www.eag.co.jp/romeo/

自由に絵を書いて表現力が豊かなHTMLメールを作成できる「HMAIL」

「HMAIL」  表現力豊かなメールを送信したいなら、「HMAIL」を使ってHTMLメールで送信しよう。Windowsについている「Outlook Express」でも、文章をレイアウトしたり画像を挿入するなどワープロソフトのような感覚でHTMLメールを作成できるが、「HMAIL」を使えばペイントソフトのような感覚でもっと自由に絵を描いて、表現力豊かなHTMLメールを作成できる。HTMLメールを作成したら、後はメールアドレスを入力するだけ。なお、送信先のメールソフトがHTMLメールの受信に対応していなければ、HTMLタグがそのまま表示されるなど、正しく表示することができない。また、HTMLメールを受け取ることを嫌がる人もいるので、あらかじめ相手に送ってよいか確かめてから送信しよう。これからの季節に、クリスマスカードや年賀状を送ってみるのも楽しいだろう。

【著作権者】あさだ 氏
【ソフト種別】シェアウェア 1,000円
【バージョン】5.3(00/07/30)

□HTMLメール作成ソフトの紹介
http://member.nifty.ne.jp/Tok/

「白やぎさん」でクラス会の案内をみんなにまとめて送ろう

「白やぎさん」  クラス会や忘年会の案内など、同じ文面のメールを複数の人に一括送信できるのが同報メール送信ソフトの「白やぎさん」だ。全く同じ文面を送るだけでなく、送信先ごとに、名前や住所を挿入するなど、文面が一部分だけ異なるメールを一括で送ることもできる。たとえば、クラス会の名簿作成のために住所や電話番号を確認したいとき、すでにわかっている部分を挿入しておけば、返信時の手間が省け送信相手に喜ばれるだろう。「白やぎさん」はシェアウェアだが、インストールした状態では無料版として一度に30通までのメールを送信できる。ライセンスキーを購入して製品版にアップグレードすれば、一度になんと1,000通の同報メールを送信可能だ。

【著作権者】(株)アイナック
【ソフト種別】シェアウェア 14,800円
【バージョン】2.52(98/03/10)

□INAC homepage
http://www.inac.co.jp/shiroyagi/

携帯電話にメールするなら文字数制限に合わせて分割送信する「MailDivide ef」

「MailDivide ef」  携帯電話にメールを送るときは、相手の使用している機種の文字数制限に合わせて分割送信できるメール送信ソフト「MailDivide ef」を使おう。送信したい文章を編集エリアでキーボード入力するか、本文を書いたテキストファイルをドラッグ&ドロップし、送信先のメールアドレスと携帯電話を選ぶと、送信する前にメールを何通に分割して送信するかを表示する。このとき、制限文字数単位でメール本文が色分け表示されるため、メール本文がどのように分割されるかも一目瞭然だ。普段使っているメールソフトでは文字数をつかみにくく、ついつい文字数制限よりも長くなって受信側の携帯電話で尻切れになってしまうとお悩みの人には是非ともオススメしたい。

【著作権者】efs 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.53(00/11/19)

□ef Communication
http://plaza2.mbn.or.jp/~ef_Communication/index.htm

気持ちのこもったボイスメールを「をとえ」で手軽に送ろう

「をとえ」  気持ちのこもったメッセージを伝えたいなら、ボイスメールソフト「をとえ」の出番だ。スタートメニューに登録されたセットアッププログラムで、ボイスメールを送る相手の名前やメールアドレスを登録すると、送信先ごとのアイコンがデスクトップに作成される。あとはアイコンをダブルクリックして録音ウィンドウを開き、マイクで音声を吹き込んだら、[送信]ボタンを押すだけで手軽にボイスメールを送信できる。ボイスメールは、一般的な音声ファイル形式のWAVEファイルを添付した形で送信されるため、受信側は添付されたWAVEファイルをダブルクリックするだけで音声を聞くことができる。文字だけでは伝えられない気持ちも、ボイスメールなら伝えることができるハズ。大切な人に気持ちを伝えたいときに「をとえ」でボイスメールを送ってみよう。

【著作権者】スタンシステム(株)
【ソフト種別】シェアウェア 1,000円
【バージョン】1.01

□STAN GROUP スタングループ
http://www.stan.co.jp/

コンパクトなファイルサイズでビデオメールを手軽に送れる「VideoGift」

「VideoGift」  コンパクトなファイルサイズでビデオメールを手軽に送れるのが「VideoGift」だ。AVI形式の動画ファイルを読み込んで、ファイルサイズがコンパクトなASF形式に変換し、[Eメール]ボタンを押すだけの簡単操作で、ASFファイルを添付したビデオメールを送信できる。受信側は「Windows Media Player」v6.4以降がインストールされていれば添付ファイルを再生可能だ。同梱されている「DVCapture for VideoGift」を使えばデジタルビデオカメラの映像をビデオメールで送ることもできるほか、ビデオキャプチャーカードなどを使って取り込んだ動画も利用可能。結婚式やパーティで撮影したビデオメールを友達に送れば喜ばれること間違いなしだ。

【著作権者】松下電器産業(株)
【ソフト種別】シェアウェア 2,200円
【バージョン】1.0 L10

□C N S q u a r e
http://www.cnc.hi-ho.ne.jp/cnc/p_fra02.html

(山崎 真裕)

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