【第10回】

バーコードリーダーとPOSソフトでフリマの商品管理

「BL-N60VN」&「kosipos」

(00/12/06)

バーコードリーダーでバーコードの数字を一発入力

 毎日のように利用するコンビニでは、レジでバーコードを読みとって会計している。つまり、お店に置いてある商品にすべてバーコードが付いているということ。商品ごとに異なるバーコードが付いているのだから、購入後も個人的に使えば色々と面白いことができるのではないだろうか。そこで、ハンディタイプのT字型バーコードリーダー「BL-N60VN」を入手した。PS/2キーボードコネクターのバーコードリーダー本体に、PS/2キーボード端子をUSBに変換するアダプター経由でパソコンのUSB端子に接続すると、Windows 2000の標準ドライバーで認識されて、すぐに使えるようになった。試しに、メモ帳を起動しておいてから本やペットボトル飲料など、手の届く場所に置いてある様々な商品のバーコードにかざしてみると、ピッという音とともに10桁以上の数字が一気に入力された。パソコンにとっては、キーボードから数字を手動で入力するのとまったく変わらないので、たいていのアプリケーションで利用できる。

簡易POSソフトでフリーマーケットの商品管理

 バーコードリーダーとノートパソコンがあれば、コンビニで使われているようなPOSシステムをどこでも手軽に実現できるはずだ。例えば、フリーマーケットの会場などで、すべての商品にバーコードを貼り付けて、POSシステムで会計することも可能だろう。そこで、パソコンで簡易POSシステムを構築できるソフト「kosipos」で実験してみた。前準備として、扱う商品のバーコード番号や価格などを「kosipos」に登録しておく。お客が来て買い物をしたという想定で、まず客層を入力するため、あらかじめ印刷しておいたバーコード表から20代男性を選んでピッ。次に商品をピッとすると、商品名や価格がリストに追加される。すべての商品を入力し終わり[購入]ボタンを押すと、消費税込みの合計額が表示される。販売データは月ごとにCSVファイルに保存されるので、EXCELなどの表計算ソフトで読み込めば、販売実績の分析なども可能だ。そのほか、お店で買った商品のバーコードを読みとって記録し、家計簿的に使っても面白いかもしれない。よく買う商品を登録しておけば簡単に記録できるし、月間データを普段使っている家計簿ソフトにインポートするのもいいだろう。

簡易POSソフト「kosipos」 フリーマーケット会場にて(イメージ) 売れた商品をバーコードリーダーでピッ
簡易POSソフト
「kosipos」
フリーマーケット会場にて
(イメージ)
売れた商品を
バーコードリーダーでピッ

【製品名】BL-N60VN
【販売元】(株)キーエンス
【価格】49,000円

□KEYENCE
http://www.keyence.co.jp/

【ソフト名】kosipos
【著作権者】denpaware(対馬 伸行) 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0

□www.denpa.net 電波世界網
http://www.denpa.net/

(齋藤 正穂)

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