【第11回】
ボード型ゲームデバイスで体を使ってネットサーフィン!
「スピーディ クロスボード」&「PADdeMOUSE」、「VoiceNet VRS 2000」
(00/12/13)
ボード型ゲームデバイスで気分はサーファー
先日、アキバを徘徊していたら、あるパソコン店でひときわ目立つ大きな箱が積んであるのに目がとまった。箱の説明を読むとスケートボードやスノーボード、サーフィンなどのゲーム用デバイスと書いてあり、台の上に乗ったスケートボードのような形状。箱が大きくかなり重いが、迷うことなくこの「スピーディ クロスボード」をゲットした。持って帰って箱から取り出してみると、ちょっと短めのスケートボードくらいの大きさのボードと、ボタン類が集まるハンドコントローラーが入っていた。パソコンとUSBで接続すると、Windows 98の標準ドライバーでジョイスティックとして認識された。「スピーディ クロスボード」に両足を乗せて、片手でハンドコントローラーを持ったら準備完了だ。ボードの上に乗って体の重心を動かすとスティックを傾けたように認識され、ハンドコントローラーのボタンを押すとジョイスティックのボタンを押したことになる。たとえば、スノーボードのゲームでは体の重心を前後左右に移動して、実際にスノーボードで滑っているかのようにプレイ可能だ。
体を使ってネットサーフィン!
「スピーディ クロスボード」でサーフィンゲームを楽しむのもいいが、サーフィンをする感覚で、ホームページを巡回する“ネットサーフィン”をしてみたら、だいぶベタだが面白そうだ。まず、ジョイスティックでWindowsを操作できるソフト「PADdeMOUSE」をインストールして、IEを全画面表示で起動した。「スピーディ クロスボード」に乗り、重心を右に移動するとマウスカーソルが下に動き、前に移動すると右に動いた。クリックは手に持ったハンドコントローラーのボタンを押すのだが、手に物を持っていてはサーフィンにならない。そこで、音声入力でWindowsを操作できるソフト「VoiceNet VRS 2000」もインストール。“Click!”と叫ぶとクリックされるように設定して再度挑戦だ。重心を動かしてマウスカーソルを動かし、“Click!”と叫ぶとリンクをたどることができるようになった。しばらくニュースサイトを巡ったり、オンラインソフトをダウンロードしたりしていたら、思いのほか運動量が多くて体中が汗ばんでくるほど。これぞ、まさに体を動かしてホームページを巡回する“ネットサーフィン”だ!
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まずは「PADdeMOUSE」と 「VoiceNet VRS 2000」を設定
| いざ、ネットサーフィン!(イメージ)
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【製品名】スピーディ クロスボード
【販売元】(株)トワイライトエクスプレス
【価格】9,800円
□Twilight Express OFFICIAL HOME PAGE
http://www.twilight.co.jp/
【ソフト名】PADdeMOUSE
【著作権者】TP Project
【ソフト種別】シェアウェア 800円
【バージョン】1.6.1(00/01/23)
□TEMPLE Home Page
http://www.t3.rim.or.jp/~temple/
【ソフト名】VoiceNet VRS 2000
【著作権者】Grover Industries, Inc.
【ソフト種別】シェアウェア 29.95ドル【バージョン】1.3.10.90
□Grover Industries - Voice Recognition Software
http://www.groverind.com/
(齋藤 正穂)