【第3回】

見かけはひょろひょろでも体育会系の“まさしくん”

(01/01/24)

 みなさん、こんにちは。KANAです。私はゲームがだーい好き。いつも仕事の息抜きにやっては家族とスコアを競ったり、ひとりで喜んだりしてる。気がつくと息抜きじゃなくて本気でハイスコアを狙ってて、仕事はストップしてることもあるから困っちゃうけどね。特に、キャラクターがユニークだと、ゲームプレイを楽しむ以上にキャラクターを見たくてプレイすることも多いの。

かけぬけろどうげんざか  というわけで、今回紹介するキャラクターは、気合いいっぱいのアクションゲーム「まさしくんハイ!」に登場する“まさしくん”。まさしくんは、服も着てないし目鼻もない、えんぴつで丸を描いただけの頭に線を引いただけの体や手足で、まさに落書き状態。体つきはひょろひょろしてて、スポーツが全然得意そうには見えないし、頭が重そうなのに体が思いっ切り細いから、頭から転んでタンコブでも作りそうで見ていてちょっと不安になるほどよ。いっしょに登場するキャラや背景、まさしくんのセリフなど、ゲーム中のすべてが落書きのような感じなの。画面に表示される文字はすべてひらがなで、カクカクしてたり文字の間隔にばらつきがあったりと、まるで小学校の頃に教科書に落書きした、パラパラマンガを見てるみたい。

 「まさしくんハイ!」は、マウスで遊ぶアクションゲーム。非常識なほど緩急のある坂道をつまずかないようジャンプしながら駆け抜ける「かけぬけろどうげんざか」、高く跳べば跳ぶほど台が積み重なっていく不思議な跳び箱競技「すーぱーとびばこ」など、アイデアたっぷりのオリジナル5種競技を楽しめる。どの競技の操作も、マウスをひたすら動かし続けるとまさしくんがダッシュして、ジャンプしたいときはクリックするようになってる。聞くと簡単そうだけど、実際にプレイしてみるとマウスを動かすのにムキになっちゃってなかなかうまくクリックできない。好記録を出そうと思ったら腕がだるくなるほどマウスを動かさないといけないから、パソコンに向かってるのに息が荒くなったり目が血走ったりしちゃう。

すーぱーとびばこ  見た目は弱々しくてモヤシみたいなまさしくんなのに、ゲームをプレイすると「肉体派!」っていう感じがムンムン伝わってきて忘れられないキャラクターなの。ひょろひょろボディからは、とてもあんなに激しい競技をするとは想像もできないギャップが大好き。主人公のまさしくんが頼りなさそうなのに、ゲームをはじめるときにサブタイトルらしきものが出てくるんだけど、その中の「まえむきしこう」っていうフレーズが妙に似合う“熱血”ぶり。目鼻がないけど表情豊かで、「今、歯を食いしばってる」「顔がグシャグシャになってる」っていうのがちゃーんとわかるのよね。体の動きが妙にリアルなのもたまらない。

 プレイヤーがマウスを必死に動かして“競技”するゲームだから、まさしくんは自分の分身っていう気がする。肩が凝っても腕がちぎれそうになっても「自分との闘い」だからやめられない止まらない。納得いくまでやってしまう、ああ、今夜の晩ごはんまだ作ってないのよ~ぉ…。続編として、宇宙遊泳しながら惑星に体当たりして星を丸ごと壊したりするゲームとか、スイカ割りでどれだけ強く叩き割れるかを競うゲームなんてどう? 「洗濯が終わってない」「腕がだるい」って言いながらもハイスコアが出るまで必死にやり続けちゃう気がするな。続編、本気で待ってます!

【ソフト名】まさしくんハイ!
【著作権者】ABA“saba” 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.1

□ABA Games
http://www.asahi-net.or.jp/~cs8k-cyu/
□窓の杜 - まさしくんハイ!
http://www.forest.impress.co.jp/library/mas.html

(小松 佳那)

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