【第80回】

推理アドベンチャーゲーム「刑事神南さつき」

敏腕女性刑事を操って密室殺人事件の犯人を突き止めて解決しよう

(01/01/25)

プロローグで事件を把握しよう
プロローグで事件を把握しよう
 
403号室で現場検証
403号室で現場検証
 
 「刑事神南さつき」は、主人公の刑事“神南 さつき”の捜査によって殺人事件を解決する推理アドベンチャーゲーム。シェアウェア未登録でもプレイできる[W・Eの殺人]と登録後にプレイできるようになる長編シナリオの[Man In Black]の2つの事件が同梱されている。[W・Eの殺人]では、たまたま変死事件に居合わせた刑事“神南 さつき”を操って、出張先で同僚を殺した犯人を自白に追い込むのが目的だ。ゲームは、ヒッチコック映画のように事件前夜から殺人が起こるまでの出来事がすべて語られるプロローグを読んだあと、殺人現場の捜査をする2部構成。事件の舞台は被害者とその同僚が出張先で宿泊したホテルの一室だ。捜査はホテルの支配人や同僚から事情を聴取したり、現場の部屋を虫眼鏡型のカーソルでくまなく調べることから始まり、集まった資料を元に被害者が死亡するまでにとった行動を推理する。プレイヤーはプロローグで犯人とその手口を知っているので、“神南 さつき”に彼女の推理と部屋の状況との間にある矛盾点を認識させることで、事件を解決に導くことができる。

 さっそく[W・Eの殺人]を起動して、最初に事件の全貌がを説明されるプロローグを読んでみた。プロローグでは、犯人の“東 武則”が“西橋 高行”を殺害するまでの行動や手口、そして犯行を事故に偽装する様子がすべて語られる。読み終わったらいよいよ捜査開始だ。画面には犯行現場となったホテルの403号室の生々しい様子が表示され、“神南 さつき”が第一発見者の支配人や“東 武則”と会話する場面が展開される。彼らの事情聴取が終わったら、部屋の実況検分だ。とりあえず部屋中をクリックして死体の様子やスリッパの向きまで、分かる限りの情報を集めた。集まった情報はすべて[情報ウィンドウ]に追加されていくので、紙にメモする必要がなくて楽だ。[情報ウィンドウ]に集められた項目は、右クリックして[念頭に置く]コマンドを実行することで、“神南 さつき”に着目すべき事柄を指示できる。ネタバレになってしまうのでこれ以上は語らないが、短めのシナリオなので気軽に挑戦できるだろう。

【著作権者】佐々木 康行 氏
【ソフト種別】シェアウェア 700円
【バージョン】-
【ファイルサイズ】1.13MB

□刑事神南さつき(Windows95/ゲーム)
http://www.vector.co.jp/soft/win95/game/se174391.html

(齋藤 正穂)

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