オリジナルのTrueTypeフォントを作成できる「TTEdit」v2.80
既存のフォントデータやBMP画像を元に作成することも可能
(01/01/25)
書店でフォント集を購入しても、インターネットでフリーのフォントを探してみてもなかなか思い通りのフォントが見つからない。自分のイメージしている文字は、もっと違ったデザインなのに…。そんなときはTrueTypeフォント作成ソフト「TTEdit」で、オリジナルフォントを作ってみよう。
「TTEdit」は、オリジナルのTrueTypeフォントを作成できるソフト。和文フォントと欧文フォントが作成でき、和文フォントの場合はJIS補助漢字を含む14,963文字を作成可能。ドローソフトと同じように無数の点を配置し、点と点を結ぶスプライン曲線で文字をデザインする仕組みだ。
「TTEdit」では、赤色のオンカーブ点と青色のオフカーブ点の2種類の点を配置できる。オンカーブ点は、スプライン曲線が点上を必ず通過する点で、直線や角ばった部分を作成するのに向いている。オフカーブ点は、スプライン曲線が点上ではなく点の付近を通過していく点で、丸みを帯びた滑らかな曲線を引くことができる。文字のデザインは、既存のフォントから読み込んだデザインを加工して作成することも可能だ。
完全にオリジナルのフォントを作成する場合は、ファイルメニューの[壁紙]機能を活用しよう。ペイントソフトなどで手書きした文字のBMP画像を、デザイン画面の壁紙として読み込める。あとは、壁紙に表示される手書き文字の輪郭をなぞるように点を配置していけばよい。
フォントデザインを一通り作成できたら、設定メニューの[フォント情報]で書体名を忘れずに設定してからTTFファイルに保存しよう。保存したTTFファイルをWindowsにインストールすると、自分で作ったオリジナルフォントがワープロソフトなどで利用できるようになる。
【著作権者】安沢 勝昭 氏
【ソフト種別】シェアウェア 3,000円
【バージョン】2.80
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(新城 雅章)