白地図上に統計データをグラフィカルに表示する「MANDARA」v4.51
地域ごとの人口や就職率といった統計データを白地図上にグラフ表示できる
(01/01/29)
白地図上に統計データをグラフィカルに表示する「MANDARA」v4.51が、27日に公開された。地域ごとの人口や就職率といった統計データを、白地図上にグラフなどで表示できる。Windows 95/98に対応した3,000円のシェアウェアで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、研究・教育機関での使用や学生は無料でシェアウェア登録できる。
「MANDARA」は、白地図に地域ごとの人口や進学率などの統計データのグラフを重ねて表示できるソフト。行政境や交通網などの白地図は、紙の白地図を別途スキャナーで取り込んで作成した画像や素材集などの白地図画像を読み込んで、ベクトルデータに変換して生成できる。統計データは、表計算ソフトなどで地名と結び付けたデータベースを作成して、CSVファイルやクリップボード経由で「MANDARA」に取り込める。取り込んだ統計データは、白地図をグラデーションで塗り分けたり、地域ごとのグラフを白地図上に重ねたりして表示することが可能だ。利用できるグラフは、円・帯グラフと折れ線・棒グラフ。また、複数のグラフ表示を重ね合わせて表示することもできる。
完成した地図は、距離や面積の測定のほか、統計データの標準偏差を楕円で表示してデータの分析を行える。学校や塾での教材作成のほか、論文やプレゼンの資料作成、企業の営業部門での営業成績分析などに便利だろう。v4.51ではBMP/JPEG/GIF形式の画像ファイルを読み込んで白地図の背景にできるようになったほか、いくつかの不具合が修正された。なお、試用中は印刷や数値地図の読み込みなどの機能が利用できない制限がある。
【著作権者】谷 謙二 氏
【ソフト種別】シェアウェア 3,000円(研究・教育機関での使用や学生は無料)
【バージョン】4.51(01/01/27)
□地理情報分析支援システム MANDARA
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/3976/
(齋藤 正穂)