粘土細工感覚の3Dモデリングソフト「Voxel Painter」v0.92が公開
“メタボール風”の素材を増減させて立体モデルを作成
(01/02/13)
粘土細工感覚の3Dモデリングソフト「Voxel Painter」v0.92が、9日に公開された。接近すると融合する“メタボール風”の性質をもった素材を配置してモデリングできるのが特長。Windows 95/98/2000対応のフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、動作にはDirectX 7.0a以上が必要。
「Voxel Painter」は、粘土細工感覚の3Dモデリングソフト。接近すると融合する“メタボール風”の性質をもった素材を、えんぴつツールや消しゴムツールで自由に増やしたり減らしたりしながら、ポリゴンの立体モデルを作成できる。ウィンドウの左側にツールアイコンが並ぶペイントソフトと同様のインターフェイスで、ツールを切り替えながら操作していると、いつの間にか立体モデルができあがっていく手軽さが特長だ。マウスドラッグで軽快に3D空間を視点移動可能なうえ、マウスを立体モデル上にポイントすると、素材を増減させたあとの形があらかじめ表示されるため、思いどおりに作成しやすい。複数回のアンドゥ・リドゥにも対応している。
また、立体モデルの表面をペイントソフトと同じようにペンで自由に色を塗ることができる。ペンの太さと濃度はそれぞれ6段階に変更でき、色をパレットから選択したり、作成中の画面からスポイトツールで抽出することが可能。作成した立体モデルは、独自のVOX形式のほか、「Metasequoia」のMQO形式、Webブラウザーで閲覧できるWRL形式(VRML2.0)の3種類で保存できる。
そのほか、球体オブジェクトを追加する球ツール、立体モデルの表面を滑らかにするぼかしツール、全体的に素材を減らして小さなゴミを除去する掃除機ツールなどを備えている。
【著作権者】Ko-Ta 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.92(01/02/09)
□Ko-Ta's HomePage(IndexPage)
http://www1.odn.ne.jp/ceb94660/
(小山 文彦)