フリーのMPEGエンコーダー「TMPGEnc」β12cがリリース MPEG-2エンコード機能が使用期限付きで復活し、Pentium 4のSSE2に対応 （01/02/20） 　フリーのMPEGエンコーダー「TMPGEnc」β12cが、19日にリリースされた。β12cでは、ライセンス問題でβ12bからサポート中止となっていたMPEG-2エンコードが1カ月の使用期限付きで復活したほか、Pentium 4のSSE2技術に対応している。Windows 98/Me/NT 4.0/2000で動作するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。 　「TMPGEnc」は、AVI形式の動画をMPEG形式で圧縮するフリーのMPEGエンコーダー。フレームレート、ビットレートなどを細かく調整しながら、画質をなるべく落とさずにファイルサイズを小さくできる。MMXやSSEなどのCPUの拡張命令にも対応し、CPUパワーを引き出して高速に変換できる。 　今回リリースされたβ12cでは、ライセンス上の問題でサポート中止となっていたMPEG-2形式のエンコード機能が、1カ月の期限付きで使えるようになった。MPEG-2は、デジタル衛星放送やDVDビデオなどにも使われている圧縮技術で、Video-CDなどに使われているMPEG-1形式よりも高画質で圧縮できる。また、Pentium 4の拡張命令SSE2にも対応し、従来のCPUよりも高速にエンコードできるようになった。 【著作権者】堀 浩行　氏 【ソフト種別】フリーソフト 【バージョン】β12c（01/02/19） □TMPG Enc. http://www.tmpgenc.com/j_main.html （新城 雅章）

トップページへ