【第84回】

ホラーアドベンチャー「1999ChristmasEve」

クリスマスの夜に起きる惨劇から逃れることができるか?

(01/02/22)

今はドライブを楽しんでいるが…
今はドライブを楽しんでいるが…
 
次々と恐怖が襲いかかってくるぞ!!
次々と恐怖が襲いかかってくるぞ!!
 
 迫り来る恐怖に耐え、生き延びることができるか? 今回紹介するソフトは、ホラータッチのアドベンチャーゲーム「1999ChristmasEve」だ。クリスマスイブの夜、主人公は憧れの女性を乗せて車を走らせていたが、山奥の道で車が原因不明のトラブルで動かなくなってしまった。故障の原因もわからず、ケータイで助けを呼ぼうとするとなぜか念仏のような不気味な声が聞こえる。仕方なく、2人は近くの教会に助けを求めるが、教会には人の気配がない。人の姿を求めて探索を続けると、突然鐘の音が鳴り響く。慌てて鐘突台に駆けつけても人はいない。さらには、別の場所で大量の人骨を発見する! あわてて逃げ出す2人だが、次々に新たな恐怖が襲いかかる。プレイヤーは、状況に応じて表示される選択肢を、マウスでクリックしながらストーリーを進めていくことになる。迷路のような森を抜けるために方向を指示したり、謎の殺人鬼から逃げるための作戦を選ぶなど、選択の仕方によってストーリーが分岐し、エンディングも変化する。誤った選択肢を選ぶと主人公たちが死亡してバッドエンドになってしまうこともあるので、常に先の展開を予測しながら選択していこう。ゲーム中に突然カウントダウンが始まり、5秒以内に決断を迫られるシーンなどもあるので、一瞬たりとも気が抜けないぞ。あなたは数々の恐怖が巣喰う教会から無事に生還し、ハッピーエンドを迎えることができるだろうか?

 ハッピーエンドを迎えるためには、こまめにプレイデータをセーブするのがポイントだ。最大30個までのデータが保存できるので、選択に迷ったらすかさずセーブしよう。ちなみに、筆者が見たエンディングはまだ5種類だが、どのストーリーも本当に恐い。迷い込んだ教会で人骨を発見するシーンや、暗闇の中で不気味な目玉が主人公を見つめるシーンなどは、鳥肌が立ってしまった。部屋の温度が低いのかと思ったが、どうもそうではないらしい。春の到来も近いというのに、まるで真冬に戻ったかと勘違いするような、身も心も凍るような恐怖があなたを待っている。腰を据えてじっくりプレイしよう。

【著作権者】1999ChristmasEve Project
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.2
【ファイルサイズ】3.2MB

□横浜かまいたちファンクラブ
http://www.piass.com/ykfc/

(清野 貴明)

週末ゲーム INDEXへ
トップページへ


Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.
編集部への連絡は mado-no-mori-info@impress.co.jp まで