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常時接続で擬似的なサーバーを構築できる「2001'フレッツアイの友」v1.2.1

常時接続環境で動的に割り当てられたIPアドレスをルーターなどから読み取る

(01/03/05)

「2001'フレッツアイの友」v1.2.1
「2001'フレッツアイの友」v1.2.1
 動的に割り当てられたIPアドレスをルーターなどから読み取る「2001'フレッツアイの友」v1.2.1が、2月26日に公開された。読み取ったIPアドレスを使って、常時接続環境で擬似的なサーバーを構築することができる。。Windows 95/98/Me/2000に対応した1,000円のシェアウェアで、現在ベクターのライブラリページからダウンロードできる。

 「2001'フレッツアイの友」は、常時接続環境で擬似的なサーバーを構築できるソフト。ほとんどのルーターはLAN経由でWebを使った設定ができ、現在割り当てられているIPアドレスを表示するページがある。「2001'フレッツアイの友」は、設定画面で指定されたそのページのURLと表示されているIPアドレスの直前に記述されている文字列を元に、自動的にIPアドレスを読み取ることが可能だ。読み取ったIPアドレスは、自宅のパソコンにアクセスしたい人にメールで通知したり、読み取ったIPアドレスへのリンクをHTMLに埋め込んでFTPでアップロードすることができる。メールでの通知やアップロードはIPアドレスの変更が検出されるたびに行われ、IPアドレスの読み取りは30秒以上の任意の間隔を秒単位で指定可能だ。

 インターネットに公開するサーバーは、IPアドレスが固定されたマシンが必要だ。ところが、フレッツ・ISDNや各社のADSLサービスなどの常時接続環境では、一般的にパソコンやルーターを再起動させると異なるIPアドレスが割り当てられるほか、非定期にプロバイダー側からIPアドレスの再割り当てが行われることが多い。そのため、サーバーを運用するには、IPアドレスが変更されるたびに何らかの方法でサーバーの利用者に新たなIPアドレスを告知しなければならない。「2001'フレッツアイの友」は、そのIPアドレスの告知を自動化できるソフトだ。

 例えば、固定したURLでアクセスできるプロバイダーやレンタルサーバーのホームページに、「2001'フレッツアイの友」が読み取ったIPアドレスへのリンクが埋め込まれたHTMLをアップロードして公開すれば、ホームページを訪れた人たちを自宅のパソコンに構築したWebやFTPサーバーに誘導できる。自宅のサーバーなら、プロバイダーでは使えないCGIやPHPによる掲示板などを自由に運営することも可能だろう。また、携帯電話やPHSにIPアドレスをメールで通知するようすれば、外出先から自宅のIMAPサーバーにアクセスして、自宅のパソコンと同じメールボックスを読み書きするといったこともできる。

【著作権者】中村 州男 氏
【ソフト種別】シェアウェア 1,000円
【バージョン】1.2.1(01/02/26)

□2001'フレッツアイの友(IPアドレス監視連絡)(Windows95/インターネット&通信)
http://www.vector.co.jp/soft/win95/net/se174424.html

(齋藤 正穂)

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