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NTTドコモ、iアプリ開発ツール「J2ME Wireless SDK for the DoJa」をリリース

iモード対応Javaアプリケーションの開発環境とエミュレーターを同梱

(01/03/26)

「J2ME Wireless SDK for the DoJa」
「J2ME Wireless SDK for the DoJa」
 (株)NTTドコモは、同社が米Sun Microsystems社などと共同で開発したiモード対応携帯端末用のJavaアプリケーション開発ツール、「J2ME Wireless SDK for the DoJa」release2.2をリリースした。iアプリ対応携帯電話の503iシリーズで動作するJavaアプリケーション“iアプリ”を開発できる。Windows 98に対応したフリーソフトで、現在同社のホームページからダウンロードできる。

 「J2ME Wireless SDK for the DoJa」は、iアプリの開発に必要なライブラリや開発環境などをまとめたツール集。動作には別途「Java2 SDK, Standard Edition Version 1.3」が必要だ。GUIによる簡易開発環境の「KToolBar」や完成したiアプリの動作確認ができるエミュレーターのほか、SSL通信用の証明書管理ツールやソースファイルにSJIS文字列を埋め込むための「SJISエンコーダ」などが同梱されている。また、米Sun Microsystems社の配布するJava開発環境「Forte for Java Community Edition」と連携して開発することも可能だ。なお、携帯電話の機種固有の拡張ライブラリは提供されておらず、エミュレートもできない。

 iアプリで使われるJavaは“DoJa”と呼ばれ、Javaの組み込みデバイス向けプラットフォームである“J2ME(Java2 Micro Edition)”と“CLDC(Connected Limited Device Configuration)”をベースに、NTTドコモによる独自拡張プロファイルを加えたものとなっている。「J2ME Wireless SDK for the DoJa」にはそのすべてが含まれ、503iシリーズでサポートされている128ビットSSLに対応したiアプリの開発も可能だ。これまで、iアプリ向けの開発環境はサードパーティや個人によって独自にリリースされていたが、NTTドコモによる公式の開発環境が一般向けにリリースされたことで、個人によるiアプリ開発が促進されるものと思われる。

【著作権者】(株)NTTドコモ、サン・マイクロシステムズ(株)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】release2.2

□All about i-mode
http://www.nttdocomo.co.jp/i/java.html

(齋藤 正穂)

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