特集


ロボットに乗り込め! 操れ! ロボットゲーム!!

個性あふれるロボットを意のままに操ろう

(01/04/10)

 アニメや映画に登場するロボットに、自分が変身したり乗り込んで操縦したいと思ったことはないだろうか。人のかたちをしていてもいなくても、自分の分身のように操作してみたい。そんな願望をロボットが登場するゲームの中で実現してみるのはいかが。今回はさまざまなタイプのロボットを操作できるゲームを紹介しよう。

■ 3Dシューティングゲームですべての敵を破壊せよ!

 ロボットゲームといってまず思い浮かぶのは、自分がロボットに搭乗して敵と戦う3Dシューティングゲームだ。2Dのシューティングと違いロボットの前方しか見えないため、後方の敵がどこにいるかがわからず、いきなりやられてしまうこともあるだろう。ここでは、そんな緊張感を楽しむことができるゲームを紹介しよう。

戦車で敵ロボットと戦ってお台場を救う3Dシューティング「臨海ウォーズ」

「臨海ウォーズ」
「臨海ウォーズ」
 お台場が謎の宇宙人に襲われた! 「臨海ウォーズ」は、侵略してきた宇宙人を迎え撃つ3Dシューティングだ。お台場・有明埠頭を足がかりに東京制圧をもくろむ宇宙人の攻撃を戦車で阻止しよう。舞台の有明埠頭には、既に宇宙人の侵略により空には敵の戦闘機とUFOが飛び、陸には敵の巨大ロボットがかっ歩している。レーダーマップに水色で表示されるターゲットの敵を破壊すればステージクリアだ。自機の戦車はもろく、敵の攻撃を一撃でも受けるとやられてしまう。そのため、敵の近くでやみくもに攻撃するのではなく、遠くから狙って射撃したり建物の影に隠れてスキをうかがったりと慎重に行動しよう。また、ザコはいくら倒してもキリがないため、行く手に立ちはだかる敵のみ破壊してターゲットを狙うのがステージクリアへの早道だ。そのほかネットワーク対戦も可能で、スコアを競って敵ロボットと戦ったり、戦車同士で2人対戦することも可能だ。

【著作権者】D3DWorkshop 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.10

□D3D Workshop
http://www2u.biglobe.ne.jp/~d3dws/

スピード感あふれる3Dロボットバトルシューティング「Astraia」

「Astraia」
「Astraia」
 めまぐるしく画面が回るほどのスピード感をもった一対一の対戦型3Dシューティングゲームが「Astraia」だ。高速移動で相手をほんろうできるロボットや、一発一発の攻撃に威力があるロボットなど6種類の中からロボットを選択できる。戦闘は四方をバリアに囲まれたフィールド内で行い、サーベルで相手を斬りつけたりパンチで攻撃するなど3種類の近距離攻撃と、レーザーや爆弾など2種類の遠距離攻撃で相手を攻撃する。敵のロボットの攻撃は防御できないため、回避するかレーザーなどを当てて消して防ごう。また、敵のロボットの攻撃を受けるとゲージがたまっていき、満タンになると攻撃力や移動速度などが一時的にパワーアップする“トランス状態”になる。トランス状態になったら敵のロボットに突っ込んで接近戦というのが有効だ。また、LAN接続によるユーザー同士の対戦も可能だ。

【著作権者】Team α
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】-(01/02/26)

□alpha online
http://members.tripod.co.jp/team_alpha/

戦略シミュレーション要素も加わった3Dシューティング「ANGEL OPERATION」

「ANGEL OPERATION」
「ANGEL OPERATION」
 「ANGEL OPERATION」は、戦略シミュレーション要素が加わった3Dシューティングゲームだ。プレイヤーは“連邦陸軍”の新人パイロットとなり、仲間と共に“同盟軍”と戦う。2Dの戦略画面では、複数のロボットで構成される“ユニット”ごとに移動し、敵軍のユニットと接触して攻撃をしかけると、3Dの戦闘画面に切り替わる仕組み。戦闘画面では自分が操作するロボット一体と、複数の敵軍のロボットとの戦いになる。ミサイルなどの遠距離用武器とサーベルなどの接近戦用武器を使って敵軍のロボットを攻撃し、全ての敵軍のロボットのエネルギーをゼロにすれば勝利だ。ユニットが遭遇した場所によって戦闘画面の地形が異なり、地形によって不利になる武器もあるので使い分けが大切だ。戦闘のコツは、多少ダメージを受けてでも一気に弾を叩き込むこと。また、味方のロボットが傷ついたら母艦に退避させてエネルギーを回復させよう。戦闘中に危険になったら戦場から脱出することもできる。

【著作権者】港北すぺくたあ/ミューテートソフトウェア
【ソフト種別】シェアウェア 1,200円
【バージョン】-

□港北すぺくたあ・MUTATE Website
http://www.netlaputa.ne.jp/~watase/ksp/

■ シミュレーションゲームでロボットに命令を出そう

 次に紹介するのは、プレイヤーが命令したとおりにロボットが行動し、敵を攻撃したり何らかの作業を行うタイプのシミュレーションゲームだ。ロボットが命令どおりに行動しているかを常に監視しておかないと、とんでもないハプニングが発生することがあるため、ロボットを役立たせるのはプレイヤーの力量次第だ。

ロボットを指揮して敵と戦うシミュレーションゲーム「Marcenary Troops」

「Marcenary Troops」
「Marcenary Troops」
 ゆっくり動く二頭身ロボットの見かけによらない激しい撃ち合い…。「Marcenary Troops」は、プレイヤーが軍の司令官となってロボットの傭兵部隊を指揮する戦略シミュレーションゲーム。戦闘は戦場を上から見下ろした視点で行われる。命令するには自軍のロボットをクリックした後に他のフィールド上をクリックすれば移動し、攻撃したい敵軍のロボットをクリックすれば近づいて自動的に戦闘を開始する。敵軍のロボットを全滅させてステージにあたる“州”を占領していくのが目的だ。自軍に雇えるロボットは攻撃力や射程、視界や移動速度が違うので、予算を見ながら軍隊を編成しよう。中には命令無視するロボットもいるため、命令を与えた後でも常に見張っておくことが大事だ。自軍のロボットに命令を与えている間も敵軍のロボットは動き続け、リアルタイムに戦況が変化するので常に気を配ろう。敵軍のロボット一体に対して自軍のロボット複数で攻撃すれば、自軍の被害を最小にしながら効率よく敵を破壊できるぞ。

【著作権者】GRANDMASTER 氏
【ソフト種別】シェアウェア 1,800円
【バージョン】1.0a

□GRANDMASTER Website
http://www.na.sakura.ne.jp/~grandmst/

フローチャートでロボットを戦わせるゲーム「Virtual Battle III」

「Virtual Battle III」
「Virtual Battle III」
 プログラミングに使うようなフローチャートでロボットの思考ルーチンを作成し、斜めに見下ろす3D視点でロボット同士を戦わせるシミュレーションゲームが「Virtual Battle III」だ。フローチャートとは「この条件に合うときはこうする、合わないときはこうする」といった条件分岐と処理の手順で、複数の条件分岐を組み合わせて複雑な動きを指定することもできる。たとえば敵のロボットを前方5マス以内に発見したら攻撃し、そうでなければ前進するといったロボットの思考ルーチンを作成し、最強のロボットを完成させるのが目的だ。自分のロボットは戦闘経験を積むとレベルが上がり、戦場となるフィールドに障害物が出現したり、選択できる武器が増えていく。フィールドから落ちて動けなくなると負けとなるため、まずは自滅しないフローチャートを組み上げることから始めよう。対戦相手のロボットデータを作者のページからダウンロードすることができる。また、作者のホームページで開催されているリーグ戦に参加できるため、自分の作り上げたロボットの腕自慢をしてみてはいかが。

【著作権者】小野 浩之 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.30

□TORAPEホームページ
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/yoshieo/

ロボットに命令して製本を行わせるシミュレーションゲーム「製本マスター」

「製本マスター」
「製本マスター」
 「製本マスター」は、2種類のロボットに命令して製本を行わせるという一風変わったシミュレーションゲーム。本の作成依頼を受け、必要なロボットを借りてきて製本機のメンテナンスをしたら製本開始だ。ロボットには製本機を操作したり機械をメンテナンスする“作業ロボ”、パレットに積まれた荷物を運搬する“運搬ロボ”があり、“作業ロボ”に製本機や丁合機の操作指示を与えて製本し、できた本を“運搬ロボ”でどんどん運んでいくのが基本的なプレイ手順だ。一度指示を受けたロボットは、次の指示があるまでその作業を繰り返す。製本機の速度は自由に変更できるが、早すぎると紙詰まりのトラブルが発生して製本機が止まってしまい、遅すぎると期日に間に合わないため調整が必要となる。17時までに注文数本が完成すれば仕事成功だ。簡単な仕事を何度もこなして設備投資し、最終的に“超百科事典”を製本するのが目的の“ビジネスモード”と、ステージごとにロボットの数や締め切り時間、ノルマなどが異なる“トライアルモード”がある。

【著作権者】小林 幸司 氏
【ソフト種別】シェアウェア 1,000円
【バージョン】3.0(00/12/10)

□小林幸司ホームページ
http://hp.vector.co.jp/authors/VA015097/

(YsK-与作)

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