1組のマウスとキーボードで複数のPCを操作できるフリーソフト「Remote Saucer」
パスワードとIPアドレスで操作されるPCのセキュリティを確保
(01/04/18)
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「Remote Saucer」v1.0 |
1組のマウスとキーボードでネットワーク接続された複数のPCを操作できるようにするフリーソフト「Remote Saucer」v1.0が、14日に公開された。マウスとキーボードが接続されたクライアントマシンをパスワードとIPアドレスで限定し、操作されるPCのセキュリティを確保できるのが特長だ。Windows 98/2000で動作するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。
「Remote Saucer」は、ネットワーク接続された複数のPCを、1組のマウスとキーボードで操作できるようにするソフト。「Remote Saucer」では、ネットワーク経由で操作されるPCを“ホストマシン”、操作するマウスとキーボードが接続されたPCを“クライアントマシン”と呼び、ホストマシン上ではホストマシン用のプログラムを、クライアントマシン上ではクライアントマシン用のプログラムを実行して操作を開始する。クライアントマシン用のプログラムの起動時に、ホストマシンのマシン名やIPアドレスをコマンドラインオプションで指定し、プログラムが起動すると直ちに操作対象のPCが切り替わる仕組みだ。元の状態に戻すときは、[Shift]+[Scroll Lock]キーを押せばよい。
「Remote Saucer」の特長は、クライアントマシンを限定し、ホストマシンのセキュリティを確保できること。ネットワークを利用してPCを遠隔操作するソフトは、同じソフトを使っている想定外のPCから自分のPCを不正操作される可能性があるが、「Remote Saucer」では、ホストマシン用のプログラムの起動時に、パスワードを設定したりクライアントマシンのIPアドレスの範囲を指定することが可能で、想定外のPCからの不正操作を防止できる。
【著作権者】Kenji Arai 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0(01/04/14)
□araken のホームページ
http://www2k.biglobe.ne.jp/~araken/
(新城 雅章)