【第98回】

戦士となって戦うアクションRPG「Dark and Die」

剣技を駆使してモンスターを討ち果たせ!

(01/06/14)

 剣技の腕前次第で富も名誉も手に入れられるファンタジー風の世界。地上で繰り広げられる神々の壮絶な戦いの渦に1人の剣士が否応なく巻き込まれていく…。今回は、魔王に復讐することを誓った剣士が主人公のゲーム「Dark and Die」を紹介しよう。

門を抜けたところから物語が始まる
門を抜けたところから物語が始まる
 
 「Dark and Die」は、戦士となってモンスターと戦うファンタジー風のアクションRPG。画面は斜め上から見下ろした3D視点で、神の住まう神殿や、ゾンビやデーモンなどの邪悪なモンスターが徘徊する洞窟などを探検し、魔王を倒すのが目的だ。主人公は左右の手にそれぞれ剣と盾を装備できる戦士で、盾を持たず二刀流で戦ったり、一振りの剣を両手に構えて戦うことも可能だ。また、同じ武器で戦い続けると熟練度が上がって“技”を覚えていき、技を使って斬りつけると敵に大ダメージを与えることができる。主人公はダメージを受けるとキャラの上側に体力ゲージが表示され、ゲージがゼロになるとゲームオーバーとなる。決められたシーンでしかセーブできないため、無謀な戦いをさけて慎重に先に進もう。

 主人公の行く手を阻む敵は、体当たりで攻撃してくる昆虫タイプや、剣を振りかざして襲いかかってくる戦士タイプなどさまざまだ。敵は主人公を見つけると攻撃をしかけてくるが、ライフが少なくなると逃げ腰になったり、主人公が背後に回り込むと見失って一定時間攻撃してこなくなるなど芸が細かい。また、要所には巨大なボスが待ちかまえており、ザコとは比べものにならないぐらい強くて一筋縄では倒せない。たとえばクワガタとカブトムシを合体させたような姿をした巨大なボスは、主人公に向かって突進してきたり、ミサイルを撃って攻撃してくるので大変だ。真っ正面から戦いを挑むとすぐに倒されてしまうため、敵が攻撃してくる瞬間にサイドステップでよけて側面に回り込んで剣で斬りつけよう。

大群に取り囲まれないよう注意!
大群に取り囲まれないよう注意!
 
 冒険を進めていくうちに強力な剣を神様から授かったり、モンスターの巣窟にある宝箱からゲットして、主人公はパワーアップしていく。溜め攻撃で通常よりも敵に多くのダメージを与えることができるほか、武器の熟練度がアップするとさまざまな技を繰り出せるようになる。たとえば“円月殺法”という技は、一度敵に斬りつけた後、主人公がくるりと一回転して再度剣で斬りつける攻撃で、敵に大ダメージを与えることが可能だ。魔王を倒すまではイバラの道だが、魔王に復讐を誓った主人公を手助けしてくれるキャラも多数登場するので、くじけずに最後までがんばろう。

 筆者がプレイしてまず感じたことは、敵を殴ったときの“ぐぼぁっ!”という効果音が気持ちよく、実際に敵を殴っているような気分になれて面白い。ゲームの難度は高くないので調子に乗ってずっとダッシュして先に進んだところ、敵の大群にタコ殴りされて反撃できずに倒されてしまった。敵の攻撃を受け続けると主人公をまったく操作できなくなるため、やはり敵は1匹ずつ確実に倒していくのがよいだろう。また、魔王に復讐するという重いストーリーだが、登場するキャラはすべて「~なんだよね~。」のように軽い口調で話すギャップも楽しかった。

ボスの突撃をかわして反撃だ!
ボスの突撃をかわして反撃だ!

【著作権者】鋼鉄土佐人 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.3
【ファイルサイズ】6,545KB

□鋼鉄土佐人の侍ページ
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Darts/3924/

(YsK-与作)

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