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新種のウイルス「Nimda」、感染被害拡大中
メールの添付ファイルだけでなく、改ざんされたWebページ閲覧でも感染の危険
(01/09/19)
コンピューターウイルス「Nimda」の感染被害が拡大している。「Nimda」は、感染すると「Nimda」自身を添付したメールを大量に送信するもので、メールに添付したファイルをユーザーが開いたときだけでなく、WebサーバーにセキュリティホールがあるWebページを改ざんし、セキュリティホールにパッチを適用していないInternet Explorerでそのページを閲覧すると感染する。
さらに、感染したマシンの各ドライブに「Nimda」自身をコピーし、ネットワークでドライブを共有している場合にはネットワーク上のマシンに二次感染させるおそれがある。
対策としては、メールに添付されてきた不審なファイルは開かないこと、またコンピューターウイルス対策ソフトのパターンファイルを最新のものに更新しておくこと、さらにマイクロソフトが公開している最新のサービスパックやIEのセキュリティホール対応パッチを適用しておくことなどがあげられる。
□W32/Nimda information
http://www.ipa.go.jp/security/topics/newvirus/nimda.html
□TechNet Online - Nimda worm に関する情報 -
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/nimdaalrt.asp
(山口 賢司)