日本語でプログラミング可能なアプリケーション開発環境「TTS」v5.07β
プログラミング初心者でも理解できるように配慮されている
(01/09/27)
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「TTS」v5.07β |
日本語でプログラミング可能なアプリケーション開発環境「TTS」v5.07βが23日に公開された。Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000に対応したフリーソフトで、現在作者のホームページよりダウンロードできる。
「TTS」は、日本語でプログラミング可能なアプリケーション開発環境。日本語で記述できる独自のプログラミング言語“テクノロジ ターミナル スクリプト”を使用しており、日本語だけでアプリケーションを開発することが可能だ。開発は同梱されている専用エディタ「TTSスタジオ」を使用してプログラミングする。たとえば、[窓の杜]という文字列を表示させたい場合は“[窓の杜]を書け”と記述し、指定した座標に線を描く場合は“[横の座標],[縦の座標]で線”と記述する。また、クリックするだけで登録しておいたプログラムを追記できる“挿入バー”機能も備えている。
作成したプログラムは[F5]キーを押すと実行され、記述ミスがあるとエラーを起こした時点で中断してエラーを起こした行を指摘してくれる。作成したプログラムは、ファイルメニューの[実行可能ファイルで保存]を選ぶとコンパイルされ、単体で動作するEXEファイルとして保存される。作成したEXEファイルは自由に配布可能なため、オリジナルのソフトとして公開することが可能だ。
また、プログラミング初心者でも理解できるように配慮されており、「TTS」の基本から応用までを解説したヘルプや多数のサンプルプログラムが用意されるなど、「TTS」を理解するためのものが一通り揃っている。なお、「TTS」内で編集できるファイルサイズは63KBが上限で、それ以上のサイズを編集するには作者のページで配布されている「Visual TTS」が必要となる。
【著作権者】馬場 祐人 氏
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】5.07β(01/09/23)
□テクノロジ ターミナル スクリプト ウェブサイト
http://hp.vector.co.jp/authors/VA021321/
(澤村 健太郎)