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独自の表示エンジンを搭載したWebブラウザー「Opera 6.0」Beta 1がリリース

日本語表示に対応したほか、インターフェイスを大幅に改善

【19:45更新】(01/11/14)

「Opera 6.0」Beta 1
「Opera 6.0」Beta 1
 ノルウェーのOpera Software ASAは13日、独自の表示エンジンを搭載したWebブラウザーの最新版「Opera 6.0」Beta 1を公開した。日本語を含めた多言語表示が特別な設定なしに可能になったほか、インターフェイスが大幅に改善されている。Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000で動作するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。同社によると、日本語版は11月末ごろにリリースされる予定。

 「Opera 6.0」では、Unicodeに対応するとともに非ラテン系言語の文字がサポートされるようになり、日本語のWebページも表示できるようになった。編集部でWindows 2000日本語版にインストールして試したところ、シフトJISで記述された窓の杜のトップページを、特別な設定をすることなく表示できた。

 また「Opera 6.0」では、ユーザーインターフェイスも大幅に改善されている。起動時にMDIスタイルとSDIスタイルのどちらか選択できるようになり、タブ切り替え型Webブラウザーのインターフェイスと、「Internet Explorer」のような1ページ1ウィンドウのインターフェイスを使い分けられるようになっている。

 ウィンドウの左側には、「Internet Explorer」のエクスプローラバーにあたる“Personal Bar”が追加され、ブックマークやメッセンジャー機能のコンタクトリストなどが表示できるようになった。また、Javaやプラグインの使用可否、GIFアニメーションや動画の自動再生の可否などを[F12]キーで表示されるポップアップメニューで手軽に変更できるようになっている。

 「Opera」は、独自のHTML表示エンジンを搭載したWebブラウザー。ヨーロッパを中心に人気があり、同社では「Internet Explorer」や「Netscape」に次ぐ“第3のブラウザー”と位置づけている。現在正式版として公開されているv5.12までは、日本語のWebページを正常に表示することができなかったため、日本国内ではそれほど普及していなかった。

 なお同社によると、メニューやダイアログ、検索機能などを日本語化した「Opera 6.0」日本語版を11月末ごろにリリースする予定とのこと。

【著作権者】Opera Software ASA
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】6.0 Build 998(01/11/13)

□Opera Software - the Best Internet Experience
http://www.opera.com/
□窓の杜 - 【NEWS】独自エンジンのWebブラウザー「Opera」がv5.0にバージョンアップ、フリー化
http://www.forest.impress.co.jp/article/2000/12/06/opera.html
□“第3のブラウザー”「Opera6.0 for Windowsβ1」発表(INTERNET Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2001/1114/opera.htm

(新城 雅章)

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