【第120回】
一筆書き風パズルゲーム「すとろーく」
サクッと楽しめる、お手軽パズルをお探しのアナタに
(01/11/30)
「軽めのパズルは好きなんだけど、アクション系の慌ただしいヤツはちょっとね」という方…私も同じなので、お気持ち、とてもよくわかります。じっくり系だけど、
それでいて気軽に楽しめるパズルゲームをお探しなら、ライトなプレイ感覚を楽しめる「すとろーく」はいかが?
|
すべての“クリスタル”を拾ってゴールへ向かう |
「すとろーく」は、かわいらしいキャラクターを操作し、迷宮内にある“クリスタル”を集めてゴールへ導く面クリア型のパズルゲーム。すべてのクリスタルを集めてからゴールへ向かわなければならないうえ、一度通過した場所は床が抜け落ちて二度と歩くことができなくなってしまうため、“一筆書き”の要領で解いていかなければならない。アクションパズルと違って制限時間がないので、クリアの手順をじっくり考えよう。現バージョンでは30面用意されていて、すべてクリアすると好きな面をプレイできるようになる。
迷宮内には必ず拾わなければならない“クリスタル”のほかに、同じ色の床から床へワープできる“ワープポイント”や、通行不可能な障害物の“柱”、通行不可能だが同じ色のクリスタルをすべて拾えば消える“バリア”、何度歩いても抜け落ちない“固い床”などがある。各面はこれらの組み合わせで周到にデザインされており、単純な一筆書きパズルで終わっていないところがこのゲームの味わい深い点だ。もし行き詰まってしまった場合は、[C]キーを押すだけですぐにやり直すことができる。
|
全30面をクリアすると、好きな面を選べるようになる |
こんな具合にしかけはいろいろと凝ってるが、実際にプレイすると、それほど難しいパズルではない。何度かトライすれば自然にクリアできると思う。構えることなく、リラックスして気軽に楽しみたい。もしうまくクリアできない場合は、ゴール地点から逆に戻る方法を考えてみよう。また、各面にはクリアまでの最短歩数が目安として表示されているが、面によっては、より少ない歩数でクリアできるものもある。公式サイトの掲示板にはこうした情報が次々と寄せられているので、ざっと目をとおしておくと参考になるかもしれない。
筆者が全面クリアにかかった時間は約30分。短い面で10~15秒、難しい面でも2分ぐらいだろうか。しかし、どの面にもちょっとしたアイデアやトリックが盛り込まれていて、とても楽しい時間を過ごすことができた。かわいらしいグラフィックと軽快なBGMも、ゲームの雰囲気をよいものにしている。ただ、30面すべてをクリアしないで中断すると、再び1面から始めなければならないところが残念。過去にクリアした面は、好きなところからリプレイできればいいのにと思う。
|
一度歩いた場所は、床が抜け落ちてしまう |
【著作権者】盗賊団(kerupu 氏、tori 氏)
【対応OS】Windows 98/Me
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.17(01/11/09)
【ファイルサイズ】533KB
□b i r d m a n
http://www.aya.or.jp/~shade/chikuwabu/
(三鷹 昭一郎)