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医療研究に役立てるデータ解析ソフト「UD Agent」の炭疽菌研究版が公開

炭疽病の治療薬を開発するためのボランティア活動に参加しよう

（02/01/22）

「UD Agent」炭疽菌研究版

　パソコンの余剰パワーを使って、癌などの治療薬開発目的でデータ解析をするソフト「UD Agent」（THINK）シリーズの炭疽菌研究版（Anthrax Research Program）が公開された。Windows 98/Me/NT/2000/XPで動作するフリーソフトで、現在米IntelのWebサイトからダウンロードできる。

　「UD Agent」は、インターネットに接続された世界中のパソコンの余剰パワーを医療研究に役立てるソフト。今回、Microsoft、Intel、United Devices、オックスフォード大学、全米癌研究財団（NFCR）らが協力して炭疽病治療薬の研究を行うプロジェクトを発足し、その一環として「UD Agent」の炭疽菌研究版が公開された。炭疽菌から放出される炭疽毒素の成分と、35億種類もある治療薬候補の分子との相互作用をパソコンの余剰パワーを使って解析し、炭疽病の治療薬研究に役立てる仕組み。アメリカの炭疽菌事件は記憶に新しく、決して対岸の火事などではないため、「UD Agent」の炭疽菌研究版を使用して炭疽病の治療薬を開発するためのボランティア活動に参加してみてはいかがだろう。

【著作権者】United Devices, Inc.
【対応OS】Windows 98/Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.1（2618）

□The Intel(R) Philanthropic Peer-to-Peer Program（ダウンロードページ）
http://www.intel.com/Cure/download.htm
□Press Release 01212002 - United Devices, Inc.（炭疽菌研究版について）
http://www.ud.com/company/press/press_releases/01222002.htm
□窓の杜 - UD Agent（白血病の治療薬を開発するためのデータ解析ソフト）
http://www.forest.impress.co.jp/library/udagent.html

（竹元 克己）