【第124回】
アクションパズル「FLAPPY WORLD」
懐かしのパズルゲームがWindows版で復活
(02/01/25)
このゲームのオリジナル版である「フラッピー」が発売されたのは、1983年のこと。当時利用されていたパソコンの大半、そしてファミコンにも移植されるヒット作となった。今回はその「フラッピー」のリメイク版「FLAPPY WORLD」を紹介しよう。オリジナル版をご存知のあなたに、そして「フラッピーってなに?」というあなたにもぜひ。
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ブルークリスタルを押して、ブルーエリアのところまで運べばクリア |
「FLAPPY WORLD」は、段差のあるマップを真横から見た画面でプレイする、面クリア型のアクションパズルゲームだ。といっても反射神経はあまり必要ではなく、制限時間も設けられていない。プレイヤーは“フラッピー”と呼ばれる黄色のキャラクターを操作して、青色のブロック“ブルークリスタル”を青色の床“ブルーエリア”まで運ぶことができれば、1面クリアとなる。ただし、フラッピーにできるのはブロックを押すことだけ。しかも、複数のブロックを同時に押すことはできない。
マップ上にはブルークリスタルのほかに、丈夫な鉄製のブロックや、壊すことができる石のブロックも用意されているので、これらを溝に落として段差を埋めたり、いくつか組み合わせて橋を架けたりしながらブルーエリアまでのルートを組み立てよう。土台にしたブロックを壊さないと先に進めない面もあるが、鉄製のブロックは壊すことができないので、ブロックを動かす順番と押す方向に注意!! フラッピーのじゃまをするモンスターが現れることもあるので、うっかり触れないように気をつけよう。
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プレイ中に[H]キーを押すとヒントを見ることができる |
用意されている30面は、「FLAPPY WORLD」のルールやテクニックを学ぶための練習用が中心だ。簡単なものなら10~20秒、長くても1分程度でクリアできると思う。しかし面によっては発想の転換が必要なこともあるので、もし行き詰まってしまったら[H]キーを押してヒントを見てみよう。「なるほど!!」と気が付くに違いない。また序盤のマップには、クリアの手順が登録されているものもある。プルダウンメニューの[ステージ]-[答を見る]を選んで解法を見るのも、よい勉強になるはずだ。
30面を最後までプレイしてみたが、「良質のパズルは時代やプラットホームを選ばない」ということを、しみじみと実感することができた。ルールは単純なのに、パズル性はとても高い。キチンと筋道を立てて行動しなければ攻略しきれない、奥の深さがある。“考える楽しさ”を味わえる作品だ。1プレイあたりに必要な時間が短いので、軽い気分転換や暇つぶしにも役立つと思う。ゲームが気に入ったら、追加マップを別途購入することもできる。
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無料で楽しめるのは全30面。10面クリアするごとに卒業証書がもらえる |
【著作権者】ネットファーム・コミュニケーションズ(株)
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト(追加マップはシェアウェア 500~2,000円)
【バージョン】1.0.1.9
【ファイルサイズ】2.93MB
□**FLAPPY WORLD**
http://flappy.netfarm.ne.jp/
(三鷹 昭一郎)