週末ゲーム
 

【第127回】

痛快パズルアクション「ほりる」

掘って掘って、掘りまくって勝利をつかめ!!

(02/02/22)

 パズルアクションの醍醐味は、わかりやすい単純なルールでありながら、いざ始めると様々なテクニックが見出せること。プレイヤー自身が成長していく楽しさにあると思う。「とにかくルールがカンタンで、いますぐサクッと楽しめちゃうゲームはないの?」というあなたにぜひ遊んでいただきたいのが、「テトリス」のような落ちモノ系パズルアクションの「ほりる」だ。

メニュー画面
メニュー画面
 「ほりる」は、画面いっぱいに積み上がったブロックにマイキャラを体当たりさせて消していくアクションパズル。向かって左側がプレイヤー、右側がコンピューターのプレイ画面。右上に表示される赤い数字が、これから降ってくる残りのブロックの数で、消した数だけ画面の上から降ってくる。勝負はすべてのブロックを相手よりも先に消すか、制限時間内により多くのブロックを消して高いスコアを出したほうが勝ち。ブロックを効率よく消すとスコアの一部が相手側の残りブロック数に加算され、相手をじゃますることができる。「ほりる」には難度が違う6ステージが用意されており、コンピューター相手ではなく人間同士でスコアを競うことも可能だ。

 とにかく相手よりも速いペースでブロックを消していくのが基本だが、ここでカギになるのがブロックの色。このゲームには灰色のブロックと、赤、青、水色、黄色の4色のカラーブロックが登場する。灰色ブロックに体当たりして消しても得点にはならないが、カラーブロックに体当たりすると周囲の灰色ブロックを巻き込んで消滅し、巻き込んだ数が丸ごとスコアとして計上される。つまり、カラーブロックを消せば残りのブロックがまとめて減るだけでなく、スコアも伸びるというわけだ。

ステージは6面。面が進むにつれてブロックの色が増えていく
ステージは6面。面が進むにつれてブロックの色が増えていく
 勝つためのコツはふたつある。まずひとつは“つなげ消し”。カラーブロックは、縦・横に2個以上同じ色が並ぶと、周囲の灰色ブロックを巻き込んで勝手に消滅する。つなげ消しによって灰色ブロックが消滅すると、さらに新たなつなげ消しが誘発され、まるで雪崩を打つように連鎖反応が起こる場合があるのだ。もうひとつは“連続消し”。同じ色のカラーブロックを短時間に連続して消すと、巻き込まれて消滅するブロックの数が増え、広い範囲をまとめて消すことができる。このふたつのワザをうまく組み合わせれば、自分のブロックを効率よく減らせるうえ、相手の残りブロックをどんどん増やせるようになる。

 こんな具合にテクニックはいくつかあるものの、基本的なルールはとても簡単で、誰でもすぐに楽しむことができる。1~3面まではスピードだけでも十分クリアできるのでここで練習しながら腕を磨いていくといいだろう。4面以降は連鎖反応が起こるように考えながら消さないとクリアはちょっと難しい。単純だが奥が深く、なかなかよくできたアクションパズルだと思う。カラフルで美しい映像と、軽快なBGMもゲームを盛り上げてくれる。繰り返せば繰り返すほど楽しくなる作品だ。

先にすべてのブロックを消すか、スコアの多いほうが勝ち
先にすべてのブロックを消すか、スコアの多いほうが勝ち

【著作権者】accedeSoft
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0(02/01/17)
【ファイルサイズ】3,138KB

□accedeSoft
http://home.att.ne.jp/sun/passport/

(三鷹 昭一郎)

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