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演奏位置を確認しながらタイムタグ付きの歌詞ファイルを作成する「lyedit」
MP3、WMA、Ogg Vorbisファイルなどを試聴しながらタイムタグを入力可能
(02/05/08)
 |
「lyedit」v0.57 |
曲の演奏位置を確認しながらタイムタグ付きの歌詞ファイルを作成できるソフト「lyedit」v0.57が、4日に公開された。Windows 98/Me/2000に対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、動作には「Windows Media Player」v7が必要。
「lyedit」は、オーディオプレイヤーソフトなどで音声ファイルの再生中に表示する歌詞ファイルを作成するソフト。オーディオプレイヤーソフトの中には、音声ファイルの再生に合わせてカラオケ風に歌詞のフレーズを表示できるものがある。歌詞表示には別途歌詞ファイルが必要となるが、歌詞ファイルの作成は歌詞の文字列をフレーズごとに改行したり、歌詞を表示するタイミングをタイムタグと呼ばれる書式で手入力しなければならず面倒だ。「lyedit」を使えば、音声ファイルを再生しながらのクリック操作でタイムタグを簡単に入力できるようになる。
まず、MP3、WMA、Ogg Vorbis形式などの音声ファイルを読み込み、クリップボード経由や直接編集で歌詞を入力する。次に、曲を試聴しながら歌詞の表示を切り替えたいタイミングで[マーク]ボタンを押していくだけで、歌詞の行頭にタイムタグを入力できる。たとえば、曲の冒頭から10秒後に表示する歌詞が『あぁ~♪』というフレーズの場合、タイムタグ『[00:10:00]』を行頭に挿入すると『[00:10:00]あぁ~♪』のようになる。その後、音声ファイルと同名で拡張子“TXT”または“LRC”のテキストファイルとして歌詞ファイルを保存すればよい。
曲を試聴する際にピッチを変更して再生速度を変化させたり、0.1秒単位で早送り・巻き戻しができるため、歌詞を表示するタイミングを微調整できるのもうれしい。なお、「lyedit」を使って作成したタイムタグ付きの歌詞ファイルは、マルチメディアプレイヤーの「KbMedia Player」などで利用できるほか、歌詞表示プラグインをインストールすることで「Winamp」でも利用可能だ。
【著作権者】ysf 氏
【対応OS】Windows 98/Me/2000
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.57(02/05/04)
□lyeditのページ
http://members.jcom.home.ne.jp/ysf/lyedit/
(竹元 克己)