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独自エンジンの新鋭Webブラウザー「Opera」の日本語正式版がついにリリース
古いバージョンには致命的なセキュリティ問題があったことも明らかにされた
(02/05/30)
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「Opera」v6.03 日本語版 |
Opera Software ASAは30日、独自の表示エンジンを搭載したWebブラウザー「Opera」v6.03の日本語正式版を公開した。Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XPに対応するフリーソフトだが、シェアウェア登録料4,800円を支払えばツールバー右側の広告バナー画像を非表示にしたり、日本語でのサポートを受けられるようになる。現在同社のホームページや窓の杜からダウンロードできる。
v6.03 日本語版の公開に合わせて(株)インフォシークの運営するWeb検索サイト“Infoseek”内に「Opera」専用のポータルページが開設され、ユーザーは同ソフトの[ホームページ]ボタンをクリックするだけでそのポータルページにアクセスし、“Infoseek”のさまざまなサービスをすぐに利用できるようになっている。また、ホットクリックメニューから“Infoseek”の翻訳機能を利用することも可能となった。(株)インフォシークのプレスリリースによると、このように「Opera」と連携するのは、インフォシークブランドの認知度の向上、ユーザー数の増加、視聴率のアップを目指すのが目的としている。
また、日本語版販売元の(株)トランスウエアは、古いバージョンの「Opera」には2種類の致命的なセキュリティ問題があったことを明らかにし、今回公開した最新バージョンではこれらの問題を修正済みであることを発表した。具体的には、悪意あるスクリプトが埋め込まれたWebページを閲覧した際に、v6.01とv6.02においてはローカルファイルを読みとられてしまう問題があり、v6.01においては加えてCookies情報を読みとられてしまう問題があったとのこと。そのため「Opera」を利用しているユーザーは、すみやかに最新版のv6.03をインストールしたほうがよいだろう。
【著作権者】Opera Software ASA(日本での販売権は(株)トランスウエアが所有)
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト(広告非表示版は4,800円)
【バージョン】6.03 日本語版(02/05/30)
□Opera日本語版 - 日本語版販売元(株)トランスウエア
http://jp.opera.com/
□Opera日本語版 - テクニカルサービス(セキュリティ情報)
http://www.jp.opera.com/support/service/security/
□窓の杜 - 【NEWS】新鋭Webブラウザー「Opera」日本語Beta版が新規公開
http://www.forest.impress.co.jp/article/2002/02/08/operajp.html
□窓の杜 - Opera
http://www.forest.impress.co.jp/library/opera.html
(竹元 克己)