.
NEWS

日本語表示に対応したフリーのMicrosoft .NET統合開発環境「SharpDevelop」

C#やVB.NETなどのコードの記述からコンパイルまでを一貫して行える

(02/06/10)

「SharpDevelop」v0.88b
「SharpDevelop」v0.88b
 日本語表示に対応したフリーのMicrosoft .NET統合開発環境「SharpDevelop」v0.88bが、5月29日に公開された。フリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、動作には「Microsoft .NET Framework Software Development Kit」(.NET Framework SDK)が必要。

 「SharpDevelop」は、日本語表示に対応したフリーのMicrosoft .NET統合開発環境。「.NET Framework SDK」のフロントエンドとして動作し、コードの記述からコンパイルまでを一貫して行える。また、開発言語としてC#やVB.NETなどに対応しており、各言語のテンプレートをウィザード形式で選択可能。コードを記述するエディター部分は、記述する言語に応じて関数や引数などを色分けして表示したり、対応するカッコを自動的にマーキングするなどのユーザー補助機能が便利だ。コンパイルなどのビルド作業もGUIで行えるなど、統合開発環境に最低限必要な機能はほぼ備えられている。

 メニューなどユーザーインターフェイス用の言語は、英語や日本語など11カ国語から選択できる。ヘルプは英語のみ用意されているが、作者のページに“Feature Tour”という図解入りのチュートリアルがあるので参考にしよう。また編集部で確認したところ、コードを記述するエディター部分では日本語のインライン変換ができないなどの制限があるので、コード中に日本語を含めたい場合は注意が必要だ。

【著作権者】IC#SharpCode
【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.88b(02/05/29)

□I C# Code!
http://icsharpcode.net/
□Microsoft .NET Framework ダウンロード
http://www.microsoft.com/japan/msdn/netframework/downloads/sdk.asp

(齋藤 正穂)

|
トップページへ
Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.
編集部への連絡は mado-no-mori-info@impress.co.jp まで