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ネットワーク内PCのコンピュータ名とIPアドレスを一覧表示できる「NetEnum」

500円のライセンスキーを購入すればホスト監視機能を利用できるようになる

（02/07/23）

「NetEnum」v3.94

　ネットワークに接続されたマシンのコンピュータ名とIPアドレス、MACアドレスなどを一覧表示できるソフト「NetEnum」v3.94が、19日に公開された。Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

　「NetEnum」は、検索対象のワークグループ名やドメイン名を選択するだけで、ネットワーク内マシンのコンピュータ名とIPアドレス、MACアドレスなどを一覧表で表示するソフト。企業内や家庭内で構築したネットワークにおいて、LAN管理者がWindows上から他のマシンのMACアドレスを調査したいときなどに便利だろう。また、ウィンドウ上側の[クリップ]ボタンをクリックすれば一覧表に表示されているテキストデータをすべてクリップボードにコピーできるほか、IPCONFIG/PING/ROUTE/TRACERTなどのネットワークコマンドを実行できる。さらに一覧の中から任意のマシンをクリックすると[詳細]ダイアログが開き、いくつかの特殊操作を該当マシンに対して行えるようになる。

　たとえば、該当マシンに対してアクセス権限があれば、遠隔操作でシャットダウンや再起動を行うことができるほか、ユーザーが勝手にサーバーを起動しているか否かといったことをポートスキャン機能を使って調査することが可能。該当マシンの内蔵時計が示す時刻を表示することもできるので、ファイルやフォルダを共有する前にお互いのマシンの内蔵時計を修正しておくといいだろう。Windows NT 4.0/2000/XPのマシン間では、ダイアログのメッセージ入力欄から“メッセンジャ サービス”を利用したメッセージの送信も可能だ。

　なお、ソフト種別はフリーソフトだが、500円のライセンスキーを購入すればホスト監視機能を利用できるようになる。特定のマシンに定期的にPINGコマンドを実行するという方法で監視し、PINGに返答がなかったときのエラー通知をメッセージボックスを表示して行ったり、あらかじめ設定しておいた文面で警告メールを自動送信する仕組み。

【著作権者】オープンテック（株）
【対応OS】Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】3.94（02/07/19）

□オープンテック株式会社
http://www.open-tech.co.jp/

（竹元 克己）