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マイクロソフト、Gopher対策などを施したIEの累積的修正プログラムを公開

2002年5月15日版の修正内容に加えて新たに6つのセキュリティ問題を修正

(02/08/23)

【18:20更新】

 マイクロソフト(株)は23日、「Internet Explorer」(IE)のセキュリティ問題を修正する「Inernet Explorer用の累積的な修正プログラム」の最新版を公開した。対象となるのはIEのv5.01 SP2/5.5 SP1/5.5 SP2/6の各バージョン。今回の修正プログラムでは2002年5月15日版の修正内容に加えて、GopherクライアントやActiveXコントロールの脆弱性を悪用してバッファオーバーラン攻撃が行われる可能性がある問題など、新たに6つのセキュリティ問題が修正される。現在同社のWebサイトから無償でIEの各バージョン用の修正プログラムをダウンロードできる。ただし、IEのv5.01 SP2用については、Windows 2000環境にのみ適用できる。

 なお、IE用の同修正プログラムを適用すると、「MSNチャット」および、WindowsサーバーをIE上でリモート操作するソフト「Microsoft Terminal Services Advanced Client」(以下、TSAC)の両ソフトを使用できなくなる場合がある。そのため、同修正プログラムを適用する前に、「MSNチャット」を使用しているパソコンにはMS02-022のページで公開されている修正プログラムを、「TSAC」を使用している人はWindowsサーバー側のマシンにMS02-046のページで公開されている修正プログラムを、それぞれインストールしておく必要がある。

□MS02-047 概要(IE用の累積的な修正プログラム)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS02-047ov.asp?frame=true
□MS02-022 概要(MSNチャット)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS02-022ov.asp?frame=true
□MS02-046 概要(Microsoft Terminal Services Advanced Client(TSAC))
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS02-046ov.asp?frame=true
□窓の杜 - 【NEWS】IEの新たなセキュリティ問題を修正する累積的修正プログラムの5月15日版
http://www.forest.impress.co.jp/article/2002/05/16/iepatch.html

(竹元 克己)

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