週末ゲーム
 

【第145回】

3Dシューティング「SimpleWars」

閉じたフィールドで撃ち合う、白熱のバトルロワイヤル!!

(02/08/23)

タイトル画面

 コナミの名作シューティングゲーム「グラディウス」や「沙羅曼蛇」のすばらしいところは、プレイヤーが装備を選択することができる点にあったと思う。レーザーやミサイル、シールドの種類が豊富で、自分に合った戦術を組み立てることができた。今回紹介する「SimpleWars」も、搭載する兵器や装備する武器の選択肢が広く、幅広い戦い方が楽しめる作品だ。

砲弾9種類、ミサイル9種類の中から武装を選択
砲弾9種類、ミサイル9種類の中から武装を選択

 「SimpleWars」は、丘陵地帯や水中などバリエーションに富んだフィールド上のステージで戦う、対戦型の3Dシューティング。戦車、戦闘ヘリ、戦闘機の中から好みの兵器を選び、フィールドの中のみで戦う。最後まで生き残ることができれば次のステージへ進むことが許されるという、文字どおりシンプルな内容だ。敵機や自機はもちろん、地表の凹凸や障害物もすべて3Dで描かれているため、立体感のある戦闘を楽しむことができる。また「SimpleWars」は対コンピューター戦だけでなく、最大6名が個人戦やチーム戦で対戦できるネットワーク経由のマルチプレイにも対応している。

 プレイが始まったら、まず最初に搭乗する兵器を選ぶ。地上を走行する戦車、空中を飛ぶ戦闘ヘリや戦闘機の中から好みのものを選ぼう。それぞれ移動速度や視界、旋廻性能が異なるので、どれに搭乗するかは重要な選択だ。続いて搭載する砲弾とミサイルの種類をそれぞれ選ぶ。発射速度は速いが威力の乏しいもの、逆に発射速度は遅いが威力が勝るもの、広範囲を攻撃可能なもの、長距離から自動追尾できるものなどの中から戦いやすい組み合わせを考えよう。あとは、敵の攻撃をひたすらかわしながら、地上対空中の戦いを生き残りを目指して戦う。フィールドにはダメージ回復用のアイテムや初期装備できない高性能の武器も配置されているので、これらをうまく取りながら戦うといいだろう。

バトルフィールドが遠景で表示される。個人戦の最初は丘陵地帯だ
バトルフィールドが遠景で表示される。個人戦の最初は丘陵地帯だ

 生き残るコツは、決して1カ所に留まらないこと、方向を変えながら小刻みに移動し続けること、そして狭い場所に入らないこと。コンピュータープレイヤーの射撃は恐ろしく正確で、止まったり直線的な移動を続けていると、たちまち集中砲火を浴びてしまう。また狭い場所では撃ったミサイルの誤爆が起きやすく、自分のミサイルでダメージをうけてしまうこともある。また、プレイヤーの戦術と兵器の組み合わせも、生き残りには重要な要素だ。あれこれ試しながら、自分の戦い方に合った砲弾とミサイルを探し出そう。ちなみに筆者は、リングレーザーとスプレッドミサイルを組み合わせた広範囲攻撃が戦いやすく感じた。

 タイトルどおりシンプルなシューティングゲームだが、スピード感たっぷりで、激しいバトルが楽しめる。個人戦のほかにチーム戦も行うこともできるし、フィールドによって変わる戦術や装備する武器の選択など、戦い方の幅が広いところもいい。“SINGLE PLAY(対コンピューター戦)”の難度は高めに設定されているが、CPU側の強さを調整することも可能だ。

敵戦車を補足。互いに正面からの激しい戦闘になりそうな予感   選択できる兵器は、戦車、戦闘機、ヘリの3種類。地上と空中の対戦だ
敵戦車を補足。互いに正面からの激しい戦闘になりそうな予感   選択できる兵器は、戦車、戦闘機、ヘリの3種類。地上と空中の対戦だ

【著作権者】手嶋 春夫 氏
【対応OS】Windows 95/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.01(02/07/01)
【ファイルサイズ】586KB

□SimpleWars(Windows95/98/Me/ゲーム)
http://www.vector.co.jp/soft/win95/game/se247419.html

(三鷹 昭一郎)

|
トップページへ
週末ゲーム INDEXへ
Copyright (c) 2002 Impress Corporation All rights reserved.
編集部への連絡は mado-no-mori-info@impress.co.jp まで