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古代象形文字を彷彿させるTrueTypeフォント「古(いにしえ)フォント」

文化の秋にいにしえの雰囲気を感じてみてはいかが

(02/09/04)

「古(いにしえ)フォント」
「古(いにしえ)フォント」
 古代象形文字を彷彿させるTrueTypeフォント「古(いにしえ)フォント」が公開された。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部で試用したところWindows 98/2000で動作することを確認した。現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「古(いにしえ)フォント」は、象形文字である甲骨文字とトンパ文字を元にした2種類のTrueTypeフォント集。甲骨文字は中国最古の王朝、殷の時代に占いのために亀の甲羅や牛の骨に刻まれた象形文字で、漢字の元になったと言われている。また、トンパ文字は、中国雲南省のナシ族で約一千年も前から使われている文字で、世界で唯一現在も使われている象形文字だ。これらを元にして作られたのが、「白舟甲骨」と「遊トンパ」2書体を含む「古(いにしえ)フォント」で、205文字がそれぞれ収録されている。どちらも一見すると文字というよりはシンボルマークか絵のような印象だ。「白舟甲骨」は歴史の教科書で見かけるようなまさに象形文字といった感じで、ところどころ漢字にも似ており、元になったというのもうなずける。「遊トンパ」は文字というよりはイラストに近い雰囲気で、文字の印象からおおよその意味が想像できてしまうくらいユニークな形をしている。

 インストールの方法は、ダウンロードした圧縮ファイルを解凍して、TTF形式ファイルをコントロールパネルの“フォント”フォルダへコピーすればよい。この2種のフォントは商業利用も可能。これらのフォントを元にシンボルマークやロゴを作成し、ホームページを飾ったりしてはいかがだろう。

【著作権者】(株)丸岡白舟印舗
【対応OS】(編集部にてWindows 98/2000で動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】-

□株式会社丸岡白舟印舗
http://www.hakusyu.com/

(大場 亮)

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