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ToDoの進捗管理や正規表現の検索機能も備えたアウトラインプロセッサー「kie」
ユーザーのアイデア次第で備忘録や簡易型テキストデータベースとしても利用可能
(02/10/07)
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「kie」v0.6.3 |
ToDoの進捗管理や正規表現での検索機能も備えたアウトラインプロセッサー「kie」v0.6.3が、9月26日に公開された。Windows 98/Me/2000に対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。
「kie」は、ToDoの進捗管理や正規表現での検索機能を備え、簡易的なテキストデータベースとしても活用できるアウトラインプロセッサー。画面構成は、左ペインに項目をツリー形式で、右上ペインに項目や検索結果を一覧で表示し、右下ペインがエディター部分という3ペイン構成をとっている。左ペインと右上ペインはツールバーのアイコンで表示・非表示の切り替えが可能。左ペインのツリーでは項目の追加や削除、ドラッグ&ドロップでの移動などが行えるので、ツリー構造を自由に作り替えることができる。また、項目ごとの右クリックメニューから“未着手”“作業中”“完了”といったようにステータスを変更することによって、作業の進捗状況を管理できる機能を備えている。ステータスが変更されると項目の先頭についているアイコンも変更され、左ペインのツリー表示と右上ペインの一覧表示で進捗を一目でチェックできる。さらに項目には、重要度などで色分けされた“ラベル”アイコンを付加することも可能。項目にステータスやラベルを直接付加したり、あらかじめステータスやラベルで区別した階層を作っておき、そこへ項目を追加したり移動したりして活用するといいだろう。
エディター部分では、クリッカブルURLに対応するほか、ローカル上のファイルやフォルダへのリンクも記述することができる。ローカルリンクの記述方法は本ソフト独自のものだが、メニューから選択して表示されたダイアログからファイルやフォルダを直接選択すると自動的に記述される。さらに、クリップボードの内容を新規項目として追加作成したり、既存のテキストファイルを直接読み込んでツリー構造の一部に組み込んだりと、あらゆる方法でテキスト情報を収集することができる。ちょっとしたアイデアや予定などを書き留めたり、Web閲覧中に気になったサイトのURLや本文などの情報をメモするなど、簡易的なテキストデータベースとして活用することもでき、単なるアウトラインプロセッサーにとどまらない使い方が可能だ。
【著作権者】mas 氏
【対応OS】Windows 98/Me/2000
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.6.3(02/09/26)
□mas2-index
http://www5.airnet.ne.jp/mas/
(大場 亮)