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週末ゲーム

【第151回】

横スクロールシューティング「zero-force」

バリバリ撃ってひたすら避けて、最後はボスキャラと一騎打ち!!

(02/10/18)

タイトル画面

 3D全盛の現在、プレイヤーの視点やキャラクターを背後から眺めたような視点のアクションゲームが主流になりつつある。これはこれで楽しいのだが、たまには“ファミコン”やMSXライクな、キャラクターを横から眺めたような視点のゲームも遊びたい…というアナタに、今回はちょっと懐かしめのシューティング「zero-force」を紹介しよう。

カプセルを拾って武器をパワーアップ。オプションを装備することもできる
カプセルを拾って武器をパワーアップ。オプションを装備することもできる

 「zero-force」は、画面右側方向に弾を撃ちながら進む、横スクロール型のシューティングゲームだ。コナミの「グラディウス」に似た作品といえば、わかりやすいかもしれない。戦闘中にアイテムを拾うことによって弾が二連砲になったり、攻撃用のオプションユニットを装備することも可能。ステージを順に突破する面クリア方式の作品で、各ステージの最後ではボスキャラとの一騎打ちが待ち受けている。全体にパステル調の明るい色彩が使われていること、自機や敵キャラがコミカルなデザインである点も大きな特徴だ。

 操作はキーボードでも可能だが、ゲームパッドを使ったほうがはるかに快適にプレイすることができる。弾は連射可能で、発射ボタンを押している間は“バリバリ撃ちまくり”の状態。戦闘中に赤いカプセルを拾うと武器がパワーアップし、青いカプセルを拾うとオプションユニットが装着される。敵の種類や攻撃パターンはまちまちで、数機が組になって襲い掛かってくるものや背後から出現するもの、出現してから一定時間はこちらの攻撃が効かないものなどバリエーションも豊富だ。また自機の撃墜後もバリア装着状態で復帰するため、出現直後に再び撃墜される心配もない。

敵の攻撃をかわしつつ、ひたすら撃つべし撃つべし!!
敵の攻撃をかわしつつ、ひたすら撃つべし撃つべし!!

 純粋なシューティングゲームなので、高得点を狙うにはひたすら練習あるのみ。敵の出現位置と攻撃パターンを覚えて、先手先手で動くしかない。敵の弾が大きめのサイズなので、ギリギリで避けまくる“見切り”のテクニックも必要になるだろう。とくにキツイのが各ステージの最後に待ち受けるボスキャラとの戦いだが、こちらも回避と攻撃のタイミングを体で覚えよう。オプションの[Z]キーを使ったフォーメーション変更も有効に使いたい。

 筆者はこの手のシューティングゲームが好きなのだが苦手なので、いまだに最終面までたどり着くことができずにいる。アクション系に慣れた人にはさほどでもないかもしれないが、普通のプレイヤーにはちょっとキツめのレベルかもしれない。ただ、個人的にはゲームそのものを楽しむ…というか、もっと気楽にプレイするのもいいんじゃないかと思ったりもする。面クリアやハイスコアにこだわることなく、撃つ楽しみや避けまくる楽しみを味わってみてはどうだろうか。「zero-force」は、そうした遊び方が可能な作品だ。

敵キャラの中には集団で攻撃してきたり、トリッキーな動きをするものもいる   各ステージの最後でボスキャラと一騎打ち。どれもみな恐ろしく手強い!!
敵キャラの中には集団で攻撃してきたり、トリッキーな動きをするものもいる   各ステージの最後でボスキャラと一騎打ち。どれもみな恐ろしく手強い!!

【著作権者】Zhin 氏
【対応OS】Windows 95/98
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.00
【ファイルサイズ】1.44MB

□Zhin's CAFE
http://zhin00.hp.infoseek.co.jp/

(三鷹 昭一郎)


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