窓の杜Logo

.
NEWS

クリッカブルマップやスタイルシートなど複雑なHTML編集も行える「ez-HTML」

ファイル一覧や画像ビューワー、スタイル一覧など便利な機能が左ペインに集約

(02/10/31)

「ez-HTML」v6.45
「ez-HTML」v6.45
 多機能なタグ挿入型HTMLエディター「ez-HTML」v6.45が、28日に公開された。Windows 95/98/Me/NT/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「ez-HTML」は、クリッカブルマップ作成や画像ビューワーなどの多彩な機能を備えた2ペイン構成のタグ挿入型HTMLエディター。メニューやツールバーアイコンからタグの挿入が行えるほか、ヘッダーやテーブル、インラインフレームなどの複雑なタグを挿入する場合には、そのタグ専用のダイアログが表示され、必要な項目を入力したりプルダウンメニューから選択して簡単に属性値などを指定できる。中でもこのソフトの特長は、クリッカブルマップ作成・編集機能だ。クリッカブルマップを作成するには、まずメニューから選択してクリッカブルマップ作成ウィンドウを起動する。次に、画像ファイルを選択して表示された画像の上で丸や四角の範囲をマウス操作で指定しよう。最後にコピーボタンを押すと、クリッカブルマップのタグ記述がクリップボードにコピーされるので、あとは本文に貼り付ければよい。既存のクリッカブルマップを編集することもでき、<IMG>タグにカーソルを置いたままクリッカブルマップ作成ウィンドウを表示させると既存のタグ情報を読み込んだ状態で起動する仕組み。また、フレームページの作成も容易で、ツールバーの新規作成ボタン横のプルダウンメニューから[HTML(フレーム)]をクリックすると、フレームページ作成ダイアログが表示され、左右分割や上下分割のほか、3分割、4分割など10種類ものテンプレートからイメージを見ながら選択するだけでよい。

 画面左側には“スペシャルサイドバー”と呼ばれる11個の機能をタブで切り替えながら使用するペインがあり、文書構造やリンク情報など様々な情報を表示したり編集することができる。エクスプローラ風にフォルダやファイルをツリー表示する[ファイル]タブ、顔文字などよく使う文字列を簡単に貼り付けられる[パレット]タブのほか、リンクされている画像ファイルのプレビューや音声ファイルの再生が可能な[メディアビューワ]タブ、色の見本をクリックするだけでその色を16進数表記で貼り付けることができる[カラー]タブなどがある。また、[サイズ]タブでは、編集中のファイルとリンクされた画像などのファイルサイズを調査し、そのトータルサイズから回線速度ごとにダウンロード時間を計算して表示することが可能。さらに、[アウトライン]タブでは<H1>、<H2>などの見出しから文書構造を、[ツリー解析]タブでは入れ子になっているテーブルなどのタグ構造を、編集中のファイルからそれぞれ解析してツリー表示できる。ツリー表示から項目をクリックしてその位置へジャンプすることも可能。[リストアップ]タブでは文字列を検索してその結果一覧からのジャンプもできる。

 このほかにも便利な機能として、複数のファイル内の文字列を置換するGREP機能を備えており、検索する文字列を指定して違う文字列に置換するだけでなく、開始文字列と終了文字列で指定した範囲ごとの置換ができる。例えば<HEAD>から</HEAD>まで囲まれた範囲、つまりヘッダー部分すべてや、<STYLE TYPE="text/css">で始まるスタイル定義部分を指定し、新たに用意した記述にそっくり置き換えることが可能。また、エディター表示部の下にあるボタンで画面を切り替えることで、保存前のHTMLをプレビューしたり、範囲選択した部分だけのプレビューを表示できる。IEや「Netscape」「Opera」などのWebブラウザーを起動して表示を確認することも可能だ。

【著作権者】Web Frontier /Satoshi Suda 氏
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト(カンパウェア)
【バージョン】6.45(02/10/28)

□Web Frontier
http://www.w-frontier.com/

(大場 亮)


トップページへ
Copyright (c) 2002 Impress Corporation All rights reserved.
編集部への連絡は mado-no-mori-info@impress.co.jp まで