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表示エンジンを一新したWebブラウザー「Opera」のv7.0b1がリリース
SDI/MDIスタイルの選択機能が廃止、メールクライアント機能の強化など
(02/11/14)
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「Opera」v7.0b1 |
ノルウェーのOpera Software ASAは13日、さらなる高速化を図るために表示エンジンを一新したWebブラウザー「Opera」のv7.0b1をリリースした。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XPで動作することを確認した。また、ベータ版のため割り引きされているシェアウェア登録料29ドルを支払えば、ツールバー右側の広告バナー画像を非表示にしたり、正式版が公開されてから6カ月間有効なメールアカウント“OperaMail Premium”を入手することが可能。現在、英語版のみ同社のWebサイトからダウンロードできる。
今回公開されたベータ版のv7.0b1では、従来のv6シリーズから定評のあるWeb表示エンジンを一新することで、さらなる高速化が図られている。また、SDIスタイルとMDIスタイルを選択するダイアログやメニューが廃止された。通常はMDIスタイルのタブ切り替え型Webブラウザーとして動作するが、任意のタブを「Opera」ウィンドウの外側へドラッグすれば、そのタブを独立したSDIスタイルのウィンドウに分離できる。
さらに、メールクライアント機能が強化され、アカウントの初期設定時にPOP、IMAPといったプロトコルの選択のほか、従来の「Opera」、「Eudora」、「Outlook Express」からメールデータをインポートしたり、フリーのWebメールサービス“OperaMail”で新しいアカウントを作成したり、ニュースグループ用のアカウントを設定することが可能。また、スパムメール対策用のフィルター機能なども追加されている。
そのほか、ブラウザー画面左側にさまざまな情報を表示するホットリスト機能も強化され、Webページの訪問履歴を表示する“History”、ダウンロードマネージャー“Transfers”、同ソフトで開いているすべてのウィンドウを表示する“Windows”の3種類のタブが追加された。正式版の公開は現在のところ未定だが、最終的にどこまでチューンナップされるのかが楽しみだ。
【著作権者】Opera Software ASA
【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト(広告を非表示にするためのシェアウェア料金は29ドル)
【バージョン】7.0b1(02/11/13)
□Opera Software - The Best Internet Experience
http://www.opera.com/
(竹元 克己)