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【第154回】
複葉機を操るアクション「AERO STYLE」
マウスを使ってギュンギュン旋廻!!
(02/11/15)
フライト系のゲームは、どんどんリアルになりつつある。地上の風景はもちろん、機体のモデリングも緻密になり、実機そのままのデータを使用したものも登場した。しかしその反面、シミュレータ化が進みすぎて操作が複雑になり、一部の航空機マニアだけにしかわからない幅の狭いジャンルになりつつあることも否定できない。今回紹介する「AERO STYLE」は、こうした流れとはまったく逆の方向にあるシンプルかつストレートな作品だ。
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自機を操縦して敵機を撃墜する |
「AERO STYLE」は、主翼が機体をはさむように上下に2枚ある複葉機を操縦して敵機を撃墜するフライトアクションだ。…というとコックピット視点、もしくは機体後方から眺める3Dの画面をイメージしてしまいがちだが、このゲームは戦場全体を離れた場所から眺める俯瞰画面を採用している。用意されているステージは5種類で、難度はそれぞれ3段階。出現する全ての敵機を撃墜するとステージクリア、逆に5発被弾すると即ゲームオーバーになってしまう。
機体の操縦にはマウスだけを使う。マウスを画面の左に寄せれば左旋回。画面の右に寄せれば右旋回。機関銃の発射は左ボタン。ただしプレイヤーは機体を外から眺めているので、旋廻方向と飛ぶ方向が必ずしも一致するわけではない点に注意!! 急旋回中にマウスの右ボタンをクリックすると、機体がグルグル回転して一定時間無敵になる“ロール”に、直進中は“ループ”になる。画面右上に表示されている黄色いゲージは機体が受けたダメージで、その下の緑のゲージが機銃の残弾数だ。敵の種類はステージによって変わり、同型の複葉機や大型の飛空挺、弾を周囲に向かって撃ちまくる気球などが登場する。
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背景のマップを消して処理の負担を軽くしたモード |
上手に戦うコツは、ゲームに付属しているドキュメントにも書かれているように、直進を避けて常に旋回し続けること。こうすると、敵の弾が当たりにくなるからだ。至近距離で発砲されたときは、さらにマウスの右ボタンをクリックして、“ロール”でかわすといい。機銃の弾は撃ちっ放しにするとどんどん減っていくので、敵機が射線に乗ったときにバッとまとめて撃つといいだろう。そのほうが命中する確率も高い。
シンプルな見た目とは裏腹に、かなり手応えのあるゲームだ。マウスを使った操縦と機体を外から眺める視点に慣れるまでは、一方的に撃墜されてばかりではないかと思う。しかし、「操縦はカーソルキー、もしくはコントローラを使うもの」「視点はコックピットからの風景か、機体の真後ろから見下ろすもの」という既成概念を超えたデザインが楽しい。全レベル、全ステージを最初から自由に選べるところもうれしかった。ウィンドウ表示でもプレイできるので、デスクトップアクセサリ的な感覚で楽しんでみてはいかがだろうか。
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さらに負担を軽減してワイヤフレーム表示にすることも |
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敵の大型飛空挺と一騎打ち |
【著作権者】Takas 氏
【対応OS】Windows 95以降
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0
【ファイルサイズ】402KB
□3Dゲーム作ってみました
http://www.ceres.dti.ne.jp/~takas/
(三鷹 昭一郎)