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音程を維持して変速再生できるメディアプレイヤー「Kamikaze Media Player」

再生制御に関するほぼすべての操作をキーボードで行える

（02/11/20）

シンプルなウィンドウで再生

タスクトレイアイコンからも操作可能

　音声・動画ファイルの音程を維持したまま0.5倍～2.0倍程度の変速再生ができるメディアプレイヤー「Kamikaze Media Player」v1.0.0.0.65 Limitedが、17日に公開された。Windows 98/Me/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。また、フリーソフトのLimited版に、プレイリストで右クリックメニューを使用できる機能のみが追加されたRegularity版は、2,000円のシェアウェアとしてベクターのライブラリページからダウンロードできる。どちらのソフトも動作にはDirectX 8以降と「Windows Media Player」v7.0以降が必要。

　「Kamikaze Media Player」は、タイトルバーのないシンプルなウィンドウ内で音声・動画・静止画ファイルを連続して再生・表示するメディアプレイヤー。WAV/MP3形式などの音声、AVI/MPEG形式などの動画、JPEG/GIF形式などの静止画といった各種マルチメディアファイルに対応し、プレイリストを使って再生順序を管理することが可能。シークバーは再生中のウィンドウ上部に、再生中のファイルの名前や経過時間などはタスクバーにスクロール表示される。また、音程を維持したまま0.5倍～2.0倍程度の変速再生ができるピッチシフト機能、再生中の動画・音声ファイルを「Windows Media エンコーダ」でストリーム配信できる機能、あらかじめ設定しておいた秒ごとに静止画の表示を切り替えるスライドショー機能などを備えている。

　さらに、再生制御に関するほぼすべての操作を、ショートカットキーやキーを押す順番などで行うことができるのが特長。たとえば、[X]キーで再生開始、[O]キーでファイル選択用のダイアログが開き、[↑][↓]キーで音量の大小、[PageUp][PageDown]キーで再生速度の加速と減速、さらに[＋]キーの後に“15”と入力して[Enter]キーを押すことで再生を15秒先にスキップすることなどが可能だ。キーの組み合わせは本ソフトのヘルプに書かれているが、タスクトレイアイコンから同等の操作を行うこともできるため、自分に合った操作方法でプレイヤーを制御するといいだろう。

【著作権者】KamikazeSoft
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト（Regularity版はシェアウェア 2,000円）
【バージョン】1.0.0.0.65 Limited（02/11/17）

□KEY Depth Production - demos -
http://www.kmkz.jp/key/
□Kamikaze Media Player [Regularity](Windows95/98/Me/画像＆サウンド)
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se253758.html
□Windows Media ダウンロードセンター（「Windows Media エンコーダ」）
http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/download/default.asp

（竹元 克己）