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SSLトンネルを構築する「wstunnel」v1.00 Beta 3

SSLに未対応のソフトでもSSLを利用した暗号化通信が可能に

（02/11/22）

「wstunnel」v1.00 Beta 3

　SSLに未対応のソフトでもSSLを利用した暗号化通信を可能にする、SSLトンネル（仮想的な通信路）構築ソフト。SSL（Secure Socket Layer）は暗号化通信用のプロトコルで、オンラインショッピングでクレジットカードの番号などを安全に送信する際などによく使われている。暗号化していないメールでは内容がそのまま送受信されて盗聴や改ざんが容易なため、SSLによる暗号化通信が可能なサーバーも増えてきている。「stunnel」は、SSLプロキシーのサーバーやクライアントにもなるコンソール専用ソフトで、「wstunnel」はSSLトンネルの構築をGUIで設定可能な「stunnel」のフロントエンドだ。対応するプロトコルはメール関係が中心で、POP3/SMTP/IMAP4/LDAP/HTTPの5つ。SSLによる安全なメールの送受信にはSSL対応メールソフトが必要だが、「wstunnel」を利用すればSSL非対応のメールソフトでもSSLによる送受信が可能になる。また、サーバーやクライアントにもなり、電子証明書の交換も可能なため、自前のサーバーをSSLによる暗号化通信に対応させることもできる。

【著作権者】（株）オレンジソフト
【対応OS】Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.00 Beta 3（02/09/20）

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（齋藤 正穂）