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音楽CDの一部分をスロー再生できる耳コピ支援ソフト「ミュージックアナライザ」
スロー再生した聞き取りにくい一部分だけをWAVE形式のファイルで保存可能
(02/11/28)
 |
「ミュージックアナライザ」v3.00 |
音程を変えずにスロー再生した音楽CDの一部分をWAVE形式で保存できる耳コピ支援ソフト「ミュージックアナライザ」v3.00が、16日に公開された。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部で試用したところWindows 2000で動作することを確認した。現在作者のホームページからダウンロードできる。
「ミュージックアナライザ」は、音程を変えずにスロー再生した音楽CDの一部分をWAVE形式で保存できる耳コピ支援ソフト。起動すると、スライドバーやボタンが並んだ木目調のウィンドウが表示されるので、まずエクスプローラから音楽CDのCDAファイルのアイコンをウィンドウにドラッグ&ドロップして音楽CDの任意の曲を再生する。再生中にウィンドウ右下の丸い[録音]ボタンを押し続けるとその区間の音声が録音され、ボタンを放すとウィンドウ左側に音声を録音したカセットテープが作成される。CDの任意の区間を録音したカセットテープは、再生速度を調整する“Velocity”というスライドバーを動かして[音声のスピード変更処理 実行]ボタンを押すことで、録音した部分の再生速度を変更することが可能。カセットテープは複数作成できるほか、カセットテープ上で右クリックして表示されるメニューから[ファイル名を指定して保存]を選択すると、再生速度を変更した録音部分をWAVE形式で保存できる。
なお、新たなカセットテープを作成するには、カセットテープを一度ウィンドウの外にドラッグしてカセットテープがない状態にするとよい。別のカセットテープを再生したいときは、ウィンドウの外に置いてあるカセットテープをウィンドウにドラッグして入れ替えるだけで、好きな音声をいつでも聞くことができる。速くて聞き取りにくい曲があった場合でも音程を変えずにスロー再生したり、またその音声をファイルに保存すれば、他のメディアプレイヤーで再生することもできるので、作成したファイルをバンドメンバーに配布すれば、練習の効率化が図れるだろう。
【著作権者】岡 あつし 氏
【対応OS】(編集部にてWindows 2000で動作を確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】3.00(02/11/16)
□ミュージック アナライザ - ホームページ
http://oka.nu/music_analyzer/j/
(中井 浩晶)