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愛用のエディターをアウトラインプロセッサーとして操作できる「TreeProoF」
このソフトで使い慣れたテキストエディターがアウトラインプロセッサーに変身
(02/12/16)
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「TreeProoF」Tale 1.25b |
愛用のテキストエディターをアウトラインプロセッサーとして操作可能にするソフト「TreeProoF」Tale 1.25bが、6日に公開された。Windows 95/98/Me/2000/XPに対応するシェアウェアで、価格は1,700円。現在作者のホームページからダウンロードできる。
「TreeProoF」は、ツリー部分とエディター部分が別ウィンドウに分割されたアウトラインプロセッサーで、本ソフトのツリー部分のみを任意のテキストエディターと組み合わせてアウトラインプロセッサーとして利用することも可能。標準では本ソフト同梱のMDI型テキストエディターを使用するように設定されているが、普段から愛用しているテキストエディターがある場合はそれを設定するといいだろう。起動するとアウトラインプロセッサーのツリー部分だけを切り取ったようなウィンドウが表示され、アイテムを階層表示する“ツリーペイン”とその下に検索結果などを表示する“リストペイン”が並ぶ。アイテムはツールバーアイコンやメニューを選択することで新規に作成でき、ツリーペインに表示されたアイテムをダブルクリックするとその内容を設定したテキストエディターに表示し、編集可能となる。編集した内容を保存したい場合はそのままテキストエディターで上書き保存すればよい。階層表示されたアイテムは通常のアウトラインプロセッサーと同様に、アイテム単位のコピー&ペーストやドラッグ&ドロップでの移動などで手軽に階層構造を作り変えることが可能。章立ての論文を書いたり、ToDoやメモなどのテキスト情報を階層で管理するといったアウトラインプロセッサー的な活用を、使い慣れたテキストエディターでできる。
このほかの機能としては、正規表現を使って階層全体から文字列の検索や置換が可能で、指定した階層以下だけを対象に絞り込んだり、アイテムのタイトルと本文のどちらか、もしくは両方を対象として選択することもできる。検索結果はツリーペインの下にあるリストペインに表示される。このリストペインには、アイテムをツリーペインからドラッグ&ドロップして一時的に格納することもできるうえ、ダブルクリックで内容をテキストエディターに表示することが可能。階層が深くて見つけづらいアイテムやよく使用するアイテムをリストペインに格納しておくのもいいだろう。また、メニューから選択して“テキストペイン”をツリーペイン上部に表示させると、アイテムをクリックするだけでアイテムの内容をプレビュー表示して確認することもできる。単に内容を参照するためだけにわざわざテキストエディターを起動しなくても済む。さらに、ツリー部分のみをデスクトップの左端に自動的に隠れるように設定しておき、必要なときにマウスカーソルを画面左端にもっていくだけで表示させることが可能。なお、ツリーペインに表示される全アイテムは“TPF”という1個の独自形式のファイルに保存される。アイテム単位や階層全体をテキストファイルに出力することも可能だ。
【著作権者】Ancient Base
【対応OS】Windows 95/98/Me/2000/XP
【ソフト種別】シェアウェア 1,700円
【バージョン】Tale 1.25b(02/12/02)
□Ancient Base - Main
http://hp.vector.co.jp/authors/VA014861/
(大場 亮)